校正資格の種類・特徴を理解して校正者を目指そう

「校正の仕事に就いてみたい」

「就職に有利な校正の資格について知りたい」

この記事を読んでいるということは、上記のようなお悩みがあるのではないでしょうか?

校正者になるためには、資格の取得は必須です。

これから資格取得にあたり、校正という仕事について、校正の仕事について理解をしておきましょう。

校正とは

鈴木

校正の仕事に就きたいと考えています。校正の仕事は、どういった企業が就職先になり、業務内容はどのような形になるのでしょうか?

鈴木

校正の仕事は、出版社や新聞社がメインになりますが、それ以外の企業でも校正の仕事はあります。また、校正と非常に似た業種の仕事もあるので、こちらで校正の仕事についてしっかり理解をしておきましょう。

校正は新聞や雑誌、小説などの書籍の出版物のサンプルと元の原稿を照合し、修正箇所がないかを確認する仕事です。

中には元の原稿の方が間違っている時もあるので、辞書などで確認をする裏方の仕事です。

実際に校正の仕事について更に深堀していきましょう。

校正の仕事の流れ

校正の基本の仕事の流れは、5つの工程に分かれます。

【校正の流れ①】出版社から依頼を受ける

出版社や編集者から校正の仕事依頼を受けます。内容の打ち合わせなどもこの際に行います。

【校正の流れ②】原稿と校正刷を引き合わせ文字の間違いをチェック

原稿と校正刷を引き合わせて、1文字1文字細かくチェックしていきます。

この時にチェックするのは、文字間違い、書体、組み方など様々なチェック項目があります。

【校正の流れ③】校正者のチェックが入った印刷所に戻されて訂正される

校正者が訂正した、内容を編集者が整理し、印刷所に戻され、訂正部分が直されます。

【校正の流れ④】再度出版された校正刷

再度出版された、校正刷を確認します、訂正部分が直っているかと、引き合わせの作業をもう一度行います。

更に訂正が入れば何度も工程を繰り返し行います。

【校正の流れ➄】製本

訂正がなくなれば製本され、校正された本や雑誌が書店などに並びます。

【関連記事】

校正とはどのような仕事?やりがいやつらさなどについて徹底解説!

校正と校閲の違い

校正に類似する仕事で校閲という仕事があります。

非常に間違えやすいので理解をしておきましょう。

校正と校閲では作業内容が異なります。違いは下記の通りです。

また、企業によっては校閲が校正の仕事を兼ねている場合もあるので、注意が必要です。

校正 文字の書き違い、漢字の間違いなどの文章のルールをチェックする仕事
校閲 原稿書かれている内容が本当かどうか事実関係についてチェックをする

校正者の就職先

校正者の就職先は様々です。

出版社や新聞社が中心ですが、「出版以外だとテレビやラジオ関係の企業での原稿チェックなども校正者が行います。

また、最近では、紙媒体だけではなく、WEBサイトの校正の仕事も増えてきています。

電子書籍の校正やデータ修正コラムなどの校正などの仕事もあります。基本的な就職先は下記の通りです。

  • 出版会社
  • 印刷会社
  • マスコミ業界
  • 編集プロダクション
  • ホームページ制作会社
  • 小説家・漫画化

校正の資格は2種類

鈴木

校正の仕事について理解できました。それでは、校正の資格にはどんな種類があるのでしょうか?

鈴木

校正の資格は2種類あります。どちらも校正の仕事をする上では、有利に働く資格になります。それぞれを資格の特徴について理解しましょう。

校正の資格は下記2種類です。

  1. 校正技能検定
  2. 校正士

受験方法やカリキュラムの受け方がどちらも異なるので、資格取得前にどちらが自分に合っているか確認しておきましょう。

【校正の資格①】校正技能検定試験

校正技能検定試験は、日本エディタースクールが主催する資格です。

校正の資格で一番メジャーな資格と言われています。

受講方法も通学と通信から選べたり、コースも豊富なので自分のライフスタイルに合わせて資格取得を目指すことが可能です。

校正技能検定試験には初級、中級、上級と3つの段階があります。それぞれについて詳しく紹介します。

コース 資格取得期間目安
全日制 約5か月間
夜間コース 約3カ月~6カ月
土曜日講座 約6カ月
通信講座 約8カ月

参照:日本エディッタースクール コース紹介

校正技能検定初級

校正技能検定初級は、日本エディタースクールにおいて単位科目を取得をすると初級に認定されます。

試験もないため、難易度は低く、校正の基本を理解したと証明できる資格といえます。

基本的なカリキュラムの内容は下記の通りです。

内容
校正の基礎 校正の基本
日本語表記のルール
校正訓練 縦組校正・横組校正実習
雑誌の校正
英文校正の基礎
校正検定対策
校正に必要な編集知識 原稿編集
本の組方ルール
パソコン・DTP知識
著作権知識

参照:日本エディッタースクール コース紹介

校正技能検定中級

校正技能検定中級は、日本エディタースクールの所定コースを修了することにより受験試験が与えられる資格です。

校正者としての基本的な知識を理解をし、実際に校正者として就職するにあたり、有利となる資格です。

筆記試験内容 校正作業必要な知識・用語に関する知識・一般的知識
実技試験内容 縦組原稿引き合わせ・横組原稿引合せ・縦組データ入稿の赤字確認と通読
試験会場 東京・関西(年2回)
費用 8,800円
校正技能検定中級の合格率
実施年 合格率 受験者数  合格者数
2020 40% 146人 59人
  2019   34% 144人 49人
2018 42% 142人 59人

参照:校正技能検定試験〈中級〉実施状況

校正技能検定上級

校正技能検定上級級は、校正技能検定中級の合格者がのみ受験資格が与えられる資格です。

非常に難易度も高いため、校正のプロをして働きたい方や校正者としてスキルアップをしたい方が目指す資格といえます。

筆記試験内容 校正作業必要な知識・用語に関する知識・一般的知識
実技試験内容 初校原稿引合せ・縦組横組・再校赤字引合せ・素読み・縦組
試験会場 東京(年1回)
試験費用 9,300円
校正技能検定上級の合格率
実施年 合格率 受験者数  合格者数
  2019   36.4% 55人 20人
2018 45.2% 42人 19人
2017 27.5% 51人 14人

参照:校正技能検定試験〈上級〉実施状況

【校正の資格②】校正士

校正士とは、文部科学省認定の実務教育研究所が運営する資格です。

在宅での校正を想定した資格となっており、通信講座のみの受講となっています。

校正実務講座を修了し認定試験に合格すると、修了証書が発行されます。

実務教育研究所では、個別指導添削や質疑応答などのサポートも徹底しているので在宅でも安心して取り組むことができます。

校正士取得の流れと受講期間

校正士の資格の取得期間の目安は、約6カ月を想定しています。

無料で3カ月延長することも可能です。資格取得までの流れは下記の通りです。

  1. 講座申し込み
  2. 6個のカリキュラムを実施
  3. 終末試験実施
  4. 認定試験合格
  5. 校正士認定

6個のカリキュラムの内容は以下の通りです。

【カリキュラム①】校正という作業

【カリキュラム②】文字の遣い方

【カリキュラム③】文字の印刷

【カリキュラム④】校正の方法と進め方

【カリキュラム➄】誤植の原因

【カリキュラム⑥】校正の技術と諸問題

参照:実務教育研究所 カリキュラム紹介

校正士の受講費用

校正士の受講に掛かる費用は下記の通りです。

入学金 5,000円
受講費用 40,400円
認定試験の受講料 6,000円

校正技能検定と校正士をどちらのを取得すれば良いか

鈴木

校正の資格が2種類あることが理解できましたが、これから校正者として働きたい場合は、どちらの資格を取得すればいいでしょうか?

鈴木

どちらの資格でもOKです。自分が受講しやすい資格を取得することをおすすめします。

これから校正者として働きたい場合、校正技能検定と校正士どちらの資格を取るべきなのか 、また独学で資格を取得することは可能かどうかについて紹介します。

校正技能検定と校正士就職に有利なのはどっち

校正技能検定と校正士のどちらの資格を取得しても、就職には大差はありません。

各講座の受講の受講内容やカリキュラムの内容か、どちらの方が自分にとって学びやすいかを検討して資格取得を目指すようにしましょう。

就職のために、最短で資格を取得したいのであれば、日本エディッタースクールの全日制の校正技能検定初級が一番早く資格を取得することができます。

受講方法と資格取得期間の比較を参考に検討してみましょう。

受講方法 資格取得期間
校正技能検定 通学(全日制) 約5ヵ月
通信 約8カ月
校正士 通信のみ 約6カ月

校正技能検定と校正士は国家資格?

校正技能検定と校正士は国家資格ではありません。

校正資格には、国家資格は存在しません。

そのため、この資格を取っておけば安心という資格がないため、校正技能検定と校正士のどちらかを選択し、資格を取得することになります。

校正の資格は独学でも取得可能か

校正技能検定と校正士の資格はどちらとも、独学での取得は不可となっています。

どちらの資格も講座受講修了が条件となっているためです。

校正の資格はこの2つしかないため、資格を取得するは、必ずどちらかの講座を受講しなくてはいけません。

資格取得から校正者になるまでの流れ

鈴木

校正の資格の取り方や自分に合ったものを選んだ方が良いということが理解できました。実際に校正の資格を取ってから校正者になるには、どのような流れになりますか?

鈴木

未経験から校正者になる場合は、講座を受講→資格取得→就職活動の流れになるかと思います。

実際にプロの校正者になるまでの流れについて紹介します。未経験でも校正の就職活動はできますが、資格を取得してから就職活動に望んだ方が有利です。

校正講座を受講

はじめに受講をする校正講座を今回紹介した、校正技能検定・校正士いずれかを選択し、校正講座を受講します。

校正技能検定の日本エディタースクールの場合、さまざまな講座のコースが用意されているので自分に合ったものを探せますし、校正士の場合は、在宅での受講となるので、仕事をしながらでも受講が可能になります。

資格を取得

校正講座の受講が修了すれば、試験を受けて資格を取得することができます。

日本エディタースクールの校正技能検定初級に関しては、受講を完了さえすれば、資格が取得できるのでそのまま就職活動をするのも良いでしょう。

平行して中級・上級を目指すのも、のちのち役に立ちます。

就職

資格を取得したら実際に就職活動を行いましょう。

校正のスキルさえあれば、クラウドソーシング上でフリーの校正者として働くという選択肢もあります。

しかし、しっかりと校正者として稼ぐのであれば、転職エージェントなどを利用して就職活動を行いましょう。

校正に強い転職エージェント

校正の資格について理解したら、実際に校正に強い転職エージェントを利用してみましょう。

校正のメインの就職先である、出版社・新聞社などに強い転職エージェントを2つ紹介します。

また、資格取得についても相談することが出来るので、資格取得の前から登録しておくことをおすすめします。

【校正に強い転職エージェント①】doda

引用元:https://doda.jp/

dodaは、国内トップレベルの求人数を誇り、転職エージェントの質が高い鉄板の転職エージェントになります。

これから校正の仕事についてみたいという方は、dodaがの豊富な求人から自分に合ったものを探して見ましょう。

まとめ

校正資格について紹介しました。校正の仕事をする上では資格修得は必須となります。

校正資格は「校正技能検定」と「校正士」どちらをとっても就職に有利になるので、自分に合ったものを選び資格修得と目指しましょう。