マーケティングの仕事内容や魅力、役立つ資格を紹介

マーケティングとはどんな仕事なのか、なんとなく想像はできても正確な仕事内容まではよく分からないのではないでしょうか。この記事ではマーケティングの仕事に関する以下の内容を紹介しています。

マーケティングとは
マーケティングの仕事内容
マーケティングの仕事の魅力
マーケティングの仕事に向いている人
マーケティング職の年収は?
未経験でもマーケティング職に転職できるのか
マーケティングの仕事に役立つ資格6選

内容を理解することで、マーケティング職への転職を目指すために必要な情報を身に付けることができます。

マーケティングとは

鈴木

マーケティングという言葉はよく耳にするのですが、そもそもマーケティングってどんな意味なんですか?

鈴木

マーケティングを分かりやすく説明すると、商品やサービスを消費者に提供するための仕組み作りになります。

日本マーケティング協会では、マーケティングを以下のように定義しています。

マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
引用:https://www.jma2-jp.org/jma/aboutjma/jmaorganization

分かりやすく言えば、商品やサービスを消費者に提供するための仕組み作りになります。消費者が何を求めているかを把握するために市場調査と情報収集をおこない、分析結果から商品やサービスを開発、購入してもらうための戦略を立案、定期的に結果をチェックするというPDCAサイクルを回すことが、マーケティングです。

マーケティング職を必要とする企業

マーケティング職はすべての企業で必要とされているわけではありません。マーケティング職を必要とする企業は、支援会社と事業会社になります。

支援会社

代表的な支援会社は、コンサルティング会社と広告代理店です。マーケティングに関する業務を全般的におこないます。業務の大半がマーケティングにかかわる内容なので、マーケティングの仕事だけをしたいという人におすすめです。

事業会社

商品やサービスを提供する事業会社では、マーケティング職が必要とされています。ただし、事業会社におけるマーケティング業務は複数の部署の中のひとつにすぎないので、採用後すぐにマーケティング職として働けるとは限りません。他の部署で経験を積み、自社の商品やサービスを理解したあとにマーケティングの部署へと配置されることが多いです。

マーケティング職の種類

マーケティング職は大きく分けると以下の3種類になります。

オフラインマーケティング
WEBマーケティング
デジタルマーケティング

WEBマーケティング・デジタルマーケティングについては歴史が浅いということもあり、用語としての定義は明確になっていません。
それぞれの内容と特徴を確認しておきましょう。

オフラインマーケティング

オフラインマーケティングとは、ネットを利用しないマーケティングです。
代表的なオフラインマーケティングは以下になります。

テレビ
ラジオ
ダイレクトメール(DM)
電話
新聞
セミナー

ネット環境が整備される前では、一般的に使われていたマーケティング手法です。現在では多くの人がネットを利用して情報を集めることが一般的なので、従来のオフラインマーケティングだけでは十分な効果が見込めなくなっています。

WEBマーケティング

WEBマーケティングとは、WEBを中心におこなわれるマーケティングです。
代表的なWEBマーケティングは以下になります。

SNSマーケティング
インフルエンサーマーケティング
コンテンツマーケティング

WEBマーケティングには、低コストで実行できる、成果や実績の数値化できるので効果の検証がしやすいという特徴があります。

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングとは、オフラインマーケティングとWEBマーケティングを融合したマーケティング手法です。オフラインマーケティングがテレビや新聞などのオフラインのみ、WEBマーケティングがWEB環境のみを利用したマーケティングであるのに対して、デジタルマーケティングはオフラインとWEBにまたがってマーケティングをおこないます。

デジタルマーケティングの定義はかなりあいまいです。企業や人によって理解の仕方や説明している内容におおきな差があります。デジタルマーケティングとWEBマーケティングはほとんど同じという説明だったり、デジタルマーケティングはWEBマーケティングを内包するもの、あるいは全く違うものという説明だったりと、理解することが難しい概念です。

マーケティング職の年収は?

2019年のマーケティング職の平均年収は約500万です(参照)。2018年の日本の平均年収が約440万なので、他の職種と比べると年収が高い職種と言えるでしょう。

マーケティング職の役職・年齢別の年収

マーケティング職の役職・年齢別の年収も確認しておきましょう。

新卒・1~3年:300~400万円
リーダー・5~7年:400~600万円
マネージャー・10年~:600~1,000万円参照:職種別平均年収ランキング【最新版(2019年)】
日本の平均年収参照:平成30年分民間給与実態統計調査結果について 

マーケティング職で年収を上げる方法

外資系企業でマーケティング職に採用されると、年収が高くなる傾向にあります。外資系企業のほうが国内企業よりマーケティングを重視しているからです。外資系企業に転職して年収が倍近くになる可能性もあります。

マーケティングの仕事内容

鈴木

マーケティングの仕事って普段目にする機会がないのでよく分かりません。どんな仕事内容なのでしょうか?

鈴木

マーケティングの仕事は、市場調査・分析、商品やサービスの企画、広告・宣伝・販売促進になります。

マーケティングという言葉の定義や意味を聞いても、具体的にどんな仕事をしているか分からないですよね。
マーケティングの仕事内容は大きく分けると以下の3つです。

市場調査・分析
商品やサービスの企画
広告・宣伝・販売促進

企業のマーケティング部門やマーケティング会社で働いているマーケティング職の人たちが、実際にどんな仕事をしているのかを紹介します。

市場調査・分析

商品やサービスを提供する市場調査や分析をおこないます。市場の傾向や同業他社の動向を調査、消費者の好みや流行やニーズを分析します。

商品やサービスの企画

市場調査・分析結果を利用して商品やサービスのコンセプトを決定します。

広告・宣伝・販売促進

企画した商品やサービスをどうやって消費者に知ってもらうか、購入してもらうための効果的な宣伝方法は何かを考えます。

マーケティング職へ転職する魅力

マーケティング職へ転職する魅力は以下の3点です。

マーケティング職の需要が大きい
平均年収が高い
未経験でも転職しやすい

具体的な内容を確認しておきましょう。

マーケティング職の需要が大きい

2019年にネット広告費がテレビ広告費とほぼ同等になり(※1)、ネット広告は伸び続けている分野です。WEBマーケティング・デジタルマーケティングは費用対効果が高いこともあり、常に人材不足になっています。

※1 電通報-2019年のインターネット広告費は2兆円超え。媒体費の詳細分析と新項目の解説

平均年収が高い

マーケティング職の年収は平均年収より2割ほど高い傾向にあると言われており、外資系企業のマーケティング職であれば年収1,000万円も珍しい話ではないと言われています。

未経験でも転職しやすい

マーケティング職は、資格の取得が必須ではないので未経験でも転職しやすくなっています。WEBマーケティング・デジタルマーケティングにおいては、常に新しい技術が導入されているため、経験よりスキルのほうが重視されます。

新しい技術を習得する場合には、経験を積んだベテランも未経験も差があまりないので、未経験でも転職がしやすいというわけです。

マーケティングの仕事に向いている人

鈴木

マーケティングには興味があるんですけど、仕事に向いているのか自信がありません。マーケティングの仕事に向いているのはどんな人なのでしょうか?

鈴木

マーケティングの仕事に向いているのは、視野が広く数値やデータを論理的に分析できる人です。

マーケティングの仕事に向いているのは、以下のような人です。
・視野が広い人
・数値やデータを論理的に分析できる人
マーケティングの仕事に向いているのは具体的にどんなタイプの人なのか、なぜ向いているのかを解説します。

視野が広い人

市場調査をおこなう場合には、世の中の流行やトレンドを敏感に察知する視野の広さが重要になります。片寄った視点でしか考えられない人や固定観念が強い人だと、消費者の細かいニーズやトレンドの変化に気づくことができません。

視野が広い人は、幅広い視点からの情報収集をおこなうことができるため、マーケティングの仕事に向いています。

数値やデータを論理的に分析できる人

数値や客観的なデータを論理的に分析できる人はマーケティングの仕事に向いています。マーケティングでは数値化された情報を扱うことが多いです。数値化された情報をもとに論理的に分析し、商品のコンセプトや企画を考える必要があります。

未経験でもマーケティング職に転職できるのか

マーケティング職は、業務をおこなうために資格の取得が必須ではないので、未経験でも転職をしやすいです。

未経験でも20代の転職なら将来性に期待される

20代での転職を目指す場合は、企業は将来性に期待して採用するため未経験でも転職しやすいです。

 

転職してすぐにマーケティングの仕事ができるとは限りませんが、営業部門などで経験を積んだ後で配置転換でマーケティング職になれることがあります。

未経験でも資格があれば採用されやすい

マーケティング職は、未経験でも資格があれば採用されやすいです。資格を取得していることで、マーケティングに関する知識をアピールでき、実務を行いながらでもスキルを高めることができると判断されるからです。

マーケティングの仕事に役立つ資格6選

マーケティング未経験者向けの資格は以下の3つになります。

マーケティング検定
ネットマーケティング検定
マーケティング・ビジネス実務検定

受験料は6,000円前後なので、なんの資格を取得すればわからないような人でも挑戦しやすい資格です。ただし、資格を取得することで高いスキルを持っていると判断されることはありません。資格の取得を目指す過程でマーケティングに関する知識を高めることが目的といえるでしょう。

マーケティングを初めて学習する人向けの資格は以下の3つになります。

Webアナリスト検定
Web解析士
統計検定

マーケティングの実務的な内容ですが、未経験でも十分資格の取得が可能な程度の難易度です。

マーケティング検定

マーケティング検定は、マーケティングの基礎知識に関する習熟度を測定する検定試験です。交益社団法人日本マーケティング協会が検定試験の管理・認定をおこなっています。

受験資格などがないのでだれでも受験できます。現在では3級と2級の検定試験が実施されており、3級は初めてマーケティングの学習を始める初心者向け、2級はマーケティングの基礎概念から応用までの中級者向けとなっています。

マーケティング検定3級の難易度は、約1週間の学習で合格できるという傾向にあるようです。

認定:公益社団法人日本マーケティング協会

ネットマーケティング検定

ネットマーケティング検定は、インターネットマーケティングに関する基礎的な知識が問われる検定試験です。株式会社サーティファイが検定試験の管理・認定をおこなっています。

ネットマーケティング検定の難易度は、数日の学習で合格できる傾向にあるようです。マーケティング職を目指す人だけでなく、インターネットマーケティングの理解を深めたいと考える人にもおすすめの検定です。

認定:株式会社サーティファイ

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、マーケティングの知識や実務、事例などを総合的に習得できる検定試験です。

実務経験や前提となる資格の取得などは必要ないので、学生や20代で転職を考えている人、フリーランスでも受験できます。検定試験はA級・B級・C級の3つのレベルに分かれており、C級・B級は同時に受験可能です。

また、「MHJ Web検定試験」というWEB試験が用意されており、PCやスマートフォンからでも受験を受けることができます。

各試験の難易度は以下の通りです。

C級 オペレーション基礎レベル(定型業務ができるレベル)
B級 オペレーション応用レベル(業務の運営ができるレベル)
A級 マネジメント・戦略レベル(戦略立案、意思決定や管理、判断業務ができるレベル)参照:国際実務マーケティング協会

受験料は以下の通りです。

A級 11,600円(税込12,760円)
B級 6,800円(税込7,480円)
C級 5,700円(税込6,270円)認定:国際実務マーケティング協会

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定は、Googleアナリティクスに特化した検定試験です。一般社団法人日本Web協会が検定試験の管理・認定をおこなっています。

5時間の講座を受講後に80分のオンラインテストを受験します。過去の合格率は80%程度(一般社団法人日本Web協会より)で受験後すぐに合否が分かるため、短時間でGoogleアナリティクスの知識を身に付け、資格を得たいと考える人におすすめの検定です。

認定:一般社団法人日本Web協会

Web解析士

Web解析士は、アクセス解析などを利用してプロジェクトの現状分析と目標を達成するための計画を立案する能力を測定する認定試験です。

一般社団法人のウェブ解析士協会が試験の管理・認定をおこなっています。Web解析士は、内容のレベルに合わせて3種類に分かれています。

1:ウェブ解析士
受験資格:誰でも受験可能
合格率:57%(2018年現在)
2:上級ウェブ解析士
受験資格:ウェブ解析士を所有
合格率:68%(2018年現在)
ウェブ解析士マスター
受験資格:上級ウェブ解析士を所有
合格率:14%(2018年現在)
認定:一般社団法人のウェブ解析士協会

統計検定

統計検定は、統計に関する知識や活用力を測定する検定試験です。
内容とレベルに合わせて以下の7つに分かれています。

統計検定1級:実社会の様々な分野でのデータ解析を遂行する統計専門力
統計検定準1級:統計学の活用力 ─ 実社会の課題に対する適切な手法の活用力
統計検定2級:大学基礎統計学の知識と問題解決力
統計検定3級:データの分析において重要な概念を身に付け、身近な問題に活かす力
統計検定4級:データや表・グラフ、確率に関する基本的な知識と具体的な文脈の中での活用力
統計調査士:統計に関する基本的知識と利活用
専門統計調査士:調査全般に関わる高度な専門的知識と利活用手法2019年の合格率(一般財団法人 統計質保証推進協会発表)
統計検定1級「統計数理」:23.0%
統計検定1級「統計応用」:15.8%
統計検定準1級:21.0%
統計検定2級:43.4%
統計検定3級:65.2%
統計検定4級:63.7%
統計調査士:53.3%
専門統計調査士:33.3%認定:一般財団法人 統計質保証推進協会

まとめ

マーケティングとはなにか、どのような仕事なのか、向いているのはどんな人なのかを理解することでマーケティング職への転職を目指すべきかどうか判断できるようになります。

資格を取得することで、採用担当者へマーケティングに対する知識をアピールできます。マーケティング職への転職を目指すなら、資格の取得も検討してみましょう。

マーケティング職への転職を目指すなら

マーケティングの仕事は、市場の動きを分析しコンセプトを企画、商品者のニーズに合わせた新商品の開発、売上と利益を支える販売戦略と、やりがいの大きい仕事です。

マーケティング職への転職を目指すのなら、自分がどう働きたいのか、企業でどんなキャリアの積みたいのかを考え、応募企業を探してみてはいかがでしょうか?

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