調理師資格を取得するには?受験要件や試験内容、未経験から調理師を目指す方法

「調理師 資格」と調べている人は
『未経験でも調理師になれるのかな…』
と悩みますよね。

結論からいうと…
「調理師として活躍」するためには調理師の資格をとることが大切です!

なぜなら、調理師の資格を取得することで、「就業先の選択肢を増やすこと」が可能になるからです!
そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「調理師 資格」に関するノウハウを全てお伝えします。

最後まで読めば、調理師の資格の必要性について理解できて、調理師として就職・転職(顧客ベネフィットの提示)できます!

※なお、最低でも2社以上の転職エージェントを利用するのがおすすめです!
なぜなら、複数の転職エージェントを併用すると以下のようなメリットがあるからです。

Point
  • 1.各転職エージェントのデメリットを打ち消して利用できる
  • 2.様々な視点でアドバイスをもらえる
  • 3.多くの非公開求人を確保できる
  • 4.複数の企業に内定した時に好条件で入社できる

目次

調理師とはどんな仕事?調理師には資格が必要?

鈴木

調理師に興味があるのですが、どのような仕事をしているのでしょうか?
また、資格は必要ですか?

鈴木

分かりました。
まずは調理師の仕事内容について紹介しましょう。

調理師とは

調理師は専門技術や知識を活かして調理業務を行う仕事です。また、調理師免許の有資格者だけが調理師と名乗れる「独占名称資格」となっています。調理師を名乗りさまざまな業界で活躍したい人は、まず資格取得を目指しましょう。

調理師の仕事内容

調理師の仕事内容はお客さまに提供する調理の業務全般を行います。具体的には食材の仕入れや下準備、調理、新メニューの考案のほかに、調理場などの衛生管理も調理師の仕事です。

調理師の就業先

調理師にはさまざまな就業先がありますが、代表的なものはレストラン・宿泊施設・結婚式場・給食室・病院などです。このほかには食品を取り扱う企業の開発部門に調理師が在籍しているケースもあります。また就業先で知識や技術などを身につけた後に独立し、飲食店を経営する調理師もおり幅広い業界で活躍しているのです。

調理師免許がなくても、業務として調理することは可能

調理師免許を取得していない人でも「料理人」や「調理人」として、業務に従事することは可能です。ただし、調理免許がない「料理人」や「調理人」は調理師と名乗ることはできず、就職・転職などの選考では無資格であることが不利に働く恐れがあります。実際には調理師免許取得者を歓迎している求人が多く、担当者は有資格者を優先して採用していくためです。飲食業界で活躍したい場合は、調理師免許の取得を視野に入れたほうがよいでしょう。

「調理師」として就業するには資格が必要

前述のとおり、調理師免許がなくても料理人や調理人として調理業務に携わることは可能です。しかし、「調理師」と名乗り就業するには各都道府県が実施する調理師試験に合格し、免許を取得する必要があります。

調理師資格を取得するメリット

①就業先の選択肢が広がる
飲食業界では調理師の資格を取得している人材を優先して採用する傾向にあり、「調理師資格取得者歓迎」という条件をつけているところもあります。とくに高級店などでは「調理師資格必須」としているケースが散見されることから、調理師の資格取得によって就業先の選択肢が幅広くなるのです。

②働くうえで待遇面が良くなる
調理師の資格取得により、料理長やマネージャーなどに昇格する可能性が高まります。これらの役職に就くと新メニュー考案や仕入れ業務など重要な仕事を任されるため、昇給につながりやすい傾向にあるのです。また、資格をもたない調理人と比較すると、調理師のほうが待遇面でも優遇されやすいといえるでしょう。

③食品衛生責任者の試験が不要
飲食店を経営する責任者は食品衛生責任者を最低でも1人は確保・配置する必要があり、法律にも明文化されています。食品衛生責任者は指定の講座を受講し、試験に合格することで与えられる資格です。調理師資格取得者は講座の受講を免除されており、「食品衛生責任者」を兼任できます。

【コラム】調理師資格は国家資格?

調理師資格は比較的取得しやすいことから人気の高い国家資格です。試験では栄養学や食品学、食品衛生学など調理に関する幅広い知識と深い理解力が問われます。これらの知識は調理業務に携わる際に必須となるものですから、調理師を目指す人は資格を取得しておいたほうがよいでしょう。

まとめ
  • 調理師の資格を持っていると選考を通過しすく、昇格・昇給など待遇面も優遇される傾向にある
  • 調理師の資格がない場合でも、調理業務には携われるが調理師を名乗ることはできない
  • 調理師の資格は国家資格で、食品に関する幅広い知識が問われる

調理師資格を取得する方法は?受験要件はある?

鈴木

調理師試験を受けたいのですが、受験資格などはありますか?

鈴木

調理師免許の取得方法を具体的に紹介しましょう。

基礎資格は中学校卒業者か、小学校卒業者で5年以上の調理業務経験者

調理師免許を受験するための基礎資格は、中学の卒業生または小学校を卒業後に5年以上調理業務に従事した経験をもつ人です。

中卒者の場合は調理系の学校を卒業するか、飲食店などで2年以上従事しなければなりません。どちらかの条件を満たせば調理師の受験資格を得ることができます。

指定の調理師養成施設を卒業すれば、無試験で調理師資格を取得できる

調理師の国家試験を受けずに資格を取得する方法もあります。厚生労働大臣が指定する調理師学校(養成施設)で必要な科目を履修し卒業した人は、無試験で調理師の資格取得が可能です。この調理師学校は日本各地にあり、調理師に必須の知識や技術を1~2年ほどで習得できます。

調理業務の実務経験(2年)があれば、調理師試験が受験可能になる

調理師学校に通わずに調理師試験の受験資格を得るには、飲食店などでの2年以上の実務経験が必要です。現在、飲食店で働いている社会人や資格取得の費用を軽くしたい人におすすめの方法といえるでしょう。

実務経験として認められる施設の条件

飲食店に2年間働くことで調理師の受験資格が得られますが、実は実務経験を積む場所はどこでもいいというわけではありません。実務経験が認められるのは、飲食店営業の許可を取得済みで実際に食材などを調理して提供している施設が対象となります。

ただし、施設内において従事していた内容が販売や接客のみという場合は、調理したものを提供していないため、実務経験として認められません。また、カフェで調理をしていたとしても、飲食店営業ではなく喫茶店営業許可を取得している施設の場合も実務経験には入らないのです。受験資格を得るために実務経験を積みたいときは、飲食店営業の許可を取得している施設を選ぶようにしましょう。

調理師試験を受験する際に「実務経験証明書」の提出が必須

受験の際には、勤務先の経営者や責任者、施設長が証明する「実務経験証明書」(調理業務従事証明書)を提出しなければなりせん。複数の施設に勤務していた場合は、施設ごとに「実務経験証明書」が必要になります。

【コラム】調理師学校の入試はどんな内容?筆記や面接がある?

入試の方式にはAO・一般・推薦などがあります。AOと推薦入試は面接のみ、一般入試では面接や作文を実施する学校がほとんどですが、筆記試験を行うところもあるようです。また、一般入試の一次募集では筆記、二次募集では面接を行うなど学校によって内容が多少異なる場合があります。

筆記試験では高校卒業程度で身につく基礎学力が問われます。とは言っても、調理師学校では学力よりも面接を重視していることが多く、筆記試験も比較的易しい問題がほとんどです。面接では志望動機や卒業後に希望する進路などについて質問されます。また、調理師は多数の人々と協力しながら働くことが多いため、コミュニケーション能力をみる学校もあります。作文の内容は志望動機などを書くように指示されるようです。大学入試のように実力を試し選抜するようなものではありませんから、身構えることなく落ち着いて入試に臨みましょう。

まとめ
  • 調理師試験を受けるには、調理師学校に通うか実務経験を積むことが必要
  • 「実務経験証明書」の提出が求められる

未経験から調理師を目指す方法は?社会人でも調理師になれる?

鈴木

未経験から調理師を目指せますか?

鈴木

未経験・社会人でも調理師を目指すことは可能ですが、一定の条件があります。
条件について解説しましょう。

未経験で調理師を目指す方法は2つ

未経験から目指すには、「厚生労働大臣指定の専門学校等に通学する」か「実務経験を2年以上積む」2つの方法があります。1つ目の厚生労働大臣指定の調理師学校では所定の科目を履修することで、国家試験を受けなくても免許の取得が可能です。このような調理師学校に通うことで、調理師として働くために必要な基礎知識や技術が身につきます。無試験で資格を取得したい場合は、必ず厚生労働大臣が指定する学校を選ぶようにしましょう。

他業種で働きながら調理師養成施設を卒業する

日中は他業種に勤務している人は、夜間に通学できる養成施設(専門学校)などを利用してみましょう。ほとんどの学校では18~22時の間に授業を行っており、昼間クラスと同等の内容を学ぶことができます。厚生労働大臣が指定する学校であれば、卒業と同時に調理師の資格を得られます。

調理職に転職して、2年の実務経験後に試験を受ける

2つ目は飲食店で働いて2年以上の実務経験を積み、受験資格を得る方法です。調理の仕事が未経験であっても、採用してくれる飲食店もあります。このような飲食店で働けば、実務経験のほかに調理師の仕事を間近で見ることができ、飲食業の流れもつかむことができます。和食やイタリアンなど自分が進みたい道も見えてくるでしょう。

飲食店の雇用形態はパートやアルバイトでもOKですが、「週4日以上かつ1日6時間以上」の勤務が受験資格を得るための条件です。上記でも説明しましたが、飲食店営業の許可を取得しており調理した飲食物を提供しているところを選びましょう。また、国家試験を受けるには「実務経験証明書」が必須です。求人に応募する際には、将来的に調理師試験を受ける旨を伝えておくとよいでしょう。

【コラム】調理師資格を取得するための学校ではどんなことを学ぶ?

学校によって異なりますが、1年制・2年制・夜間のコースが設けられており、それぞれ座学と調理実習の授業があります。1年制や夜間コースがある学校の座学では調理の基礎知識を学び、調理実習(和食・洋食・中華など)も行います。具体的な科目として「栄養学」、「食品衛生学」、「公衆衛生学」、「食文化概論」など調理師に必要な知識ばかりですから、習得しておきましょう。調理実習ではグループに分かれて調理をします。包丁の持ち方から始めるため、全くの未経験者でも心配する必要はありません。夜間コースでは社会人が多いのが特徴といえるでしょう。

1年制よりもさらに深く掘り下げて学ぶのが2年制の学校です。2年制では1年目に座学で基礎知識とグループでの調理実習を行いますが、2年目からは入学時に希望した料理(和食、西洋料理)のコースに分かれて学びます。実際のホテルやレストランへ行く研修があり、期間は1~2週間程度です。

まとめ
  • 厚生労働大臣指定の調理師学校を卒業すると、無試験で調理師免許を取得できる
  • 2年の実務経験で受験資格が得られる
  • 調理師学校では、座学と調理実習の授業がある

調理師試験の受験科目や試験方式、合格の目安は?

鈴木

調理師免許の受験資格については分かりました。
受験科目や合格の目安が知りたいです。

鈴木

分かりました。
調理師試験の特徴を解説しますね。

調理師試験は年に1回実施される

年に1回、各都道府県において実施されます。また、年に2回実施するところもあるため、「公益社団法人 調理技術技能センター」のホームページで確認しておきましょう。

試験実施日は各都道府県により異なる

各都道府県でそれぞれ実施するため、試験日も異なります。「公益社団法人 調理技術技能センター」のホームページで確認してください。

複数の都道府県での「かけもち受験」も可能

各都道府県の試験日が異なることを利用して、かけもち受験複数も可能です。

試験科目は7科目

試験は以下の7科目で構成されています。
・食文化概論
・衛生法規
・公衆衛生学
・栄養学
・食品学
・食品衛生学
・調理理論

筆記試験のみで、全て4択のマークシート方式

7科目で全60問、4択のマークシート方式で、記述問題はありません。

調理師試験の合格の目安

合格するには全教科の合計の6割以上の得点が必要です。また、平均点を大幅に下回る科目が1つでもあった場合は、不合格になる恐れがあります。そのため、苦手な科目を作らないように、7科目すべてをまんべんなく勉強しておくようにしましょう。

合格後に調理師として働くには、免許の申請が必要

試験に合格したら、住所地のある都道府県で免許の申請を行いましょう。申請先は保健所や市区町村の窓口など都道府県によって異なるため確認が必要です。また、申請しなければ、試験に合格していても調理師免許は交付されません。必ず免許の申請を行ってください。

【コラム】「実務経験証明書」のもらい方は?勤務先に依頼する?

「実務経験証明書」に、勤務先の経営者や責任者、施設長の署名と印鑑を押してもらいましょう。複数の勤務場所がある場合は、勤務先ごとの提出が必要です。1か所の実務経験が2年以上ないという場合は、過去の実務経験と合算して2年以上あれば受験資格が得られます。ただし、同一期間内で複数の勤務場所で働いている場合は、勤務期間を合算できません。

まとめ
  • 調理師試験は各都道府県で実施されるため、試験日程はそれぞれ異なる
  • 合格の目安は全体の6割以上の正答率
  • 合格後は調理師免許の申請が必要3

調理師がキャリアアップするために取得すると有利な資格は?

鈴木

調理師免許以外にも、調理に関する資格はありますか?

鈴木

はい。
就職・転職の際に有利に働く資格について紹介しますね。

専門調理師・調理技能士

調理師としてステップアップしたい人は「専門調理師・調理技能士」にチャレンジしてみましょう。厚生労働省が認定する国家資格で、調理師より高い専門性があると認定した人に与えられるものです。合格者は調理師学校の教員資格も同時に取得できることから、将来の選択肢が広がります。

ふぐ調理師

ふぐを調理する場合は、各都道府県が実施するふぐ調理師試験に合格する必要があります。それぞれの都道府県によって試験の内容や難易度が異なるため、情報収集を行ったうえで受験しましょう。なお、ふぐ調理師は国家資格ではなく、各都道府県がふぐの毒を処理する知識と技術を認定した資格です。

船舶料理士

船舶内で作業する船員のために調理や食品の管理を行う国家資格です。受験資格は20歳以上、調理師として3ヶ月以上の実務経験があることなどの条件があります。船舶内での調理に興味がある、ステップアップしたい人はチャレンジしてみましょう。

【コラム】調理師の仕事を探すなら、転職エージェントに登録しよう!

飲食業界の求人を紹介できる転職エージェントは多数あり、一般の求人サイトでは出回っていない非公開求人も保有しています。飲食業界専門の転職エージェントは業界の動向に詳しく、将来進むべき方向性についても相談にのってくれるでしょう。登録後には専任のアドバイザーがつき、転職を支援してくれるため、登録がおすすめです。

まとめ
  • 調理師資格以外にも、調理に関する資格は多数ある
  • 調理師の求人を探す場合は、転職エージェントに登録するとよい