転職アドバイザー・星野
早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。
その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。
現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。趣味は読書で、週に1冊は本を読む。
求職者・山田
大学を卒業し新卒でメーカーに入社。3年程務めるがハードな勤務のため、体調を崩し退職。その後実家に帰り、趣味のプラモデル作りにハマり、ズルズルとニート生活を続けている。最近そんな生活に危機感を感じ、そろそろ真面目に社会復帰に取り組むべきかと考え始めている。
こんにちは!転職アドバイザーの星野です!
「30代・無職・就職・転職」と調べている人は
『今の無職の状態が不安で仕方がない』
『自分の経歴に全く自信がない』
『どうにかして今の無職の状態から抜け出す方法を知りたい』
と悩んでいる方かもしれません。
そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「30代で無職の人が、就職し社会復帰する」ためのノウハウを全てお伝えします。最後まで読めば、無職の状態からでも自信を持って転職活動に臨めるはずです! 目次 長いブランク、30代という崖っぷちの状態からでも起死回生の手段はあります。 ニートとは「就業、就学、職業訓練のいずれもしていない人」と定義し、「若年無業者」と表現されることが多いです。労働力調査の結果によると、2018年の「若年無業者」総数は71万人でした。30代だけを切り取ってみると、35万人となっています。年齢ごとの割合で見ると、15~29歳では2002年と比べて11万人減少していますが、30~39歳は同年比較で3万人の増加。若年層の人口そのものが減少していることを考慮すると、若年層に当てはまる15~29歳の若年無業者数が減少傾向にあるのは当然の話でしょう。一方でその上の年齢階層における人数が増加している状況は、あまり好ましくない状況と言えます。 ここ数年の動向は、労働力不足や雇用の上向きも相まって、ニートの総人口数としては、減少傾向にあります。 厚生労働省は令和2年度から「就職氷河期世代活躍支援プログラム」を3年間にわたって集中的に実施することを発表しました。就職氷河期世代(現在30代半ば~40代)を正社員として雇用した事業主(中小企業)に、1人当たり最大60万円の助成金を支給するほか、民間事業者のノウハウを生かした就職支援の実施、安定就労に有効で短期取得可能な資格取得支援など幅広い事業を展開する事を決めたのです。今後は、無職でも就業意思のある人を、政府全体で対策に取り組む方針で、状況は好転する兆しが見えます。 かつ、今は「売り手市場」で労働力不足のため企業も積極的に未経験者を募集している傾向にあります。たとえ職歴がなかったとしても、意欲や熱意を伝えれば、雇用してもらえるチャンスは十分にあるのです。 30代無職で職歴が無いからと、諦める必要はありません。今は求人数も増え、社会の流れ的にも再就職はしやすい状況と言えます。決して容易いことではないかとは思いますが、やり方を間違えず、根気よく行動すればチャンスを掴めるはずです。まずは情報収集してみましょう。 ニートになってしまった人の特徴には、共通点があると言われています。全てがこれに該当するわけではありませんが、幾つか代表的なものだけ抜粋します。 ニートとして無職の期間が長引いてしまう理由として「親が過保護である」ことが原因の一つである、というのが専門家の間でもよく言われているようです。働かずに生活が出来るのも、それを可能にし支えてくれるリソースがあってこそ。成人してもその状態を維持できるのは、衣食住を保障してくれる親がいるからなのです。ニートの中には、親だから自分の面倒を見てくれるのは当然で、ずっと守ってくれるものだと考えている人も少なからず存在します。自分の生活は極端な話、親が死ぬまで補償されていると勘違いしているケースです。親から自立したいという気持ちもなく、逆に親側にも、子供をなんとか自立させたいという強い意志がない状態の家庭も多くあるのが現状です。子だけでなく、親自身に問題があるケースもあるので、その問題は家庭内だけで解決することは大変難しいことと言えます。 社会はコミュニケーションによって成り立っています。どのような仕事も例外なく人との関わりが必須です。人付き合いが上手い人ほど、社会では有利であることは間違いありません。 「人間関係が苦手」「コミュニケーションが苦手」などが理由で職場の人間関係のトラブルを経験し、それがトラウマになり、社会に出ることに消極的になるというパターンも多く報告されています。この場合、「単なる就職支援では再就職まで導くのは難しい」という指摘もあります。コミュニケーションが苦手で、人との接触を避け続けた結果、自然と引きこもるようになった例も少なくないでしょう。 前出の「特徴1」とも類似していますが、ある程度の生活基盤がある上で、趣味や好きなことだけを追求してきた人です。ある意味、恵まれた環境なのかもしれません。 お金を稼ぐということは時に苦労も伴いますが、働かず趣味に没頭できる基盤のある人は、好きでもない仕事をする必要もなく、苦労や嫌なことを経験せずに済むのでしょう。人は一度嫌なことから逃げられた経験をすると、どうしても楽な道を選びがちです。それだけに、自分ひとりの意思で抜け出すことは非常に難しいのです。 学生時代や社会人になってからの人間関係、または親との関係で心に深刻な傷を追ってしまった人は、働くことが困難になります。トラウマを受けた時、人の心は二度と同じ目に遭うまいと「防衛機制」という働きをするようになり、同じシチュエーションや同じ人間関係が想定されると、回避するように行動するのです。もし、働くことによって再び同じ心の傷を負うのであれば、逃げてしまいたいと思うのも無理はありません。 原因や背景は様々です。その多くが、家庭内だけ、もしくは自分ひとりでは解決が難しい状態である事が多いのが実態です。 働いていれば、規則正しい生活がいやおうなく求められます。しかし無職だと、誰からも統制されないので起きる時間も、食事の時間も自由です。栄養が偏り、運動もしないため筋力が衰え、生活習慣病になる可能性も高まります。また、夜遅くまで起きていることで、マイナス思考に陥りやすく、今後の生活への不安がストレスに感じたり、社会への不満となって怒りに似た感情が湧いたり、とても悪い方向に意識が向きやすいのです。 『セロトニン』という物質を聞いたことがあるでしょうか? 日光を浴びると、私たちの脳内では「セロトニン」という神経伝達物質が分泌されます。このセロトニンは、精神の安定や安心感や平常心、頭の回転をよくして直観力を上げるなど、脳を活発に働かせる鍵となる脳内物質です。特に、ストレスに対して効能があり、自らの体内で自然に生成されるもので、精神安定剤とよく似た分子構造をしており、穏やかに健康に生きていくためには大変重要な物質なのです。 昼夜逆転生活を続け、自宅に引きこもっていると、日光を浴びる機会が無くなり、このセロトニンの調整も上手くいかなくなり、うつ病や統合失調症などの精神疾患にもかかりやすくなります。 つまり、健康に生きていくためには日光を浴びることが不可欠なのです。日光を浴びるタイミングとしては、起床直後から30分までが重要です。セロトニンは無限に増えるわけではないので、一日15分〜30分ほど日光に浴びることを意識すると良いでしょう。 自制心があれば不規則な生活リズムを正すこともできるでしょうが、乱れた生活では自制もきかなくなり、悪循環が生じやすくなります。よほどの精神力と力が作用しなければ、そのサイクルを止めるのは難しいかもしれませんが、出来る限り朝起きて、外に出て少しの時間でも陽の光を浴びることだけでも意識してみてください。 引きこもりが続くと心身の健康を壊してしまいます。長引くほど、それを正すには大変な精神力が必要になってきてしまうので、まずは生活リズムを整えるべく、朝起きて日光を15~30分程浴びてみる事を実践してみてください。自然と心が落ち着き、前向きなエネルギーが生まれてくるかもしれません。 30代無職の人が社会復帰するための方法とは。まずは出来ることから実践してみよう。 家に引きこもり、外出もせず誰とも会わなくなると、規則正しい生活をする必要がなくなります。人間は、必要がないと感じたことはやらなくなってしまうものです。しかし、復職を目指すのであれば社会生活に体を慣らすのは必須。生活リズムを整えることが、その一歩だと自分を律し、少しずつでいいので生活リズムを整えていきましょう。夜は遅くても12時頃、決まった時間に就寝し、朝は8時台には起きて、少しでも良いので外に出てみましょう。 無職だと遊興費を捻出できないばかりか、引け目を感じて人と会うのが億劫になるでしょう。それも無理はありません。働いていないことを咎められたり、上から目線で説教されたりするのも嫌ですよね。 しかし、就職を目指すあなたにとって、今の状態は一時的なもの。だからこそ、人と会って情報交換することは非常に大事で、考え方によってはポジティブな側面しかありません。すでに働いている人々から話を聞き、少しでも態勢を整えることに役立てましょう。 インターネットは依存性があり、精神状態にも悪影響を与えることが多くの研究で明らかになっています。ネットゲームやSNSは没頭しやすいのはもちろん、時間を大量に消費するためハマればハマるほど就職から遠ざかることは自明の理です。 ネットは就職に必要な情報を得るためだけに利用すると割り切って、ネットを使う時間を減らしていきましょう。どうしても難しい場合、医療機関に相談することをオススメします。ネット依存外来や、相談窓口を設けた施設が全国に多数あります。 職業訓練の制度をご存知でしょうか?仕事を探している人が、スキルや知識を身に付けることができる制度です。上手く利用すれば、仕事探しの選択肢が増えるでしょう。「仕事を探したいけれど、スキルや経験が足りない」と不安を抱えている方にはぴったりです。職業訓練校は国や自治体が主体となって運営しており、年間30万人に利用されています。職業訓練校の申込み等はハローワークで行います。(※受講要件があるのでお近くのハローワークで確認を行ってください) 指定のある職業訓練校に通い、就職に必要な知識・スキルを習得するために無料講習を受けられますので、使わない手はありません。コースは多岐にわたり、事務・ITなど社会人基礎的なコースを学べます。具体的には、パソコン、簿記、営業、販売、介護、医療事務、ITなどが開講されていて、選択肢も多いので、最寄りのハローワークに相談してみると良いでしょう。まずは何に興味が持てるか、どんなスキルを身に付けたいかを明確にしましょう。何かしらの知識やスキルが身につくと自信になり、就職活動もしやすくなるはずです。 いきなり社員として社会復帰することもハードルが高いかもしれません。まずは自分にできそうな仕事のアルバイトから「働く」ことに慣れていけば良いでしょう。焦る必要はありません。自分のペースで自分らしく、で大丈夫です。世の中にはたくさんのお仕事が存在しますので、(厚生労働省所管の独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査によると、日本にある職種の数はなんと 約1万7000種類以上にも登る)あなたの性格や志向に合う物が見つかるかもしれません。求人サイトや情報誌の閲覧でももちろん良いですが、ハローワークの求職支援を得て求人を紹介してもらうのも良いでしょう。また、地域若者サポートステーション(愛称:「サポステ」)では、働くことに悩みを抱えている15歳~39歳までの若者に対し、キャリアコンサルタントなどによる専門的な相談、コミュニケーション訓練などによるステップアップ、協力企業への就労体験などにより、就労に向けた支援を行っています。全国に設置されていますので、是非利用してみてください。 まずは生活リズムを整えるところから始めましょう。そして可能であれば外出して外部と触れ合うことも大切です。また、自分一人で抱え込まず、外部からのサポートをうまく得ることも必要です。ネット依存から抜け出せない時は医療機関を、就労支援についてはハローワークの指定する職業訓練を利用したり、地域若者サポートステーションに相談に行くなど、様々な施設のサービスを活用してみましょう。 生活保護の対象者はどのような条件なの?? 厚生労働省によると、生活保護制度は「生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的」としています。受給にあたっては、下記の4つの有無を調査されます。 ・資産を持っていない人 貯金があったり、土地(持ち家)や車などの資産をもっている人は対象外です。すべての資産を売却して、それでも生活費が確保できない場合は受給できます。アパートに住んでいる人は自分の家ではないので資産扱いされず、生活保護を受けることができます。 ・働くことができない人 病気やけがなど、何らかの理由があって働けない人は生活保護を受けられます。働いていなくても十分な年金をもらっている高齢者は、収入があるとみなされ受給できません。 ・他に利用できる公的制度がない人 母子寡婦福祉資金や求職者支援など他の公的な制度を受けることができる場合は、先にその制度を受けることが前提です。それらの制度を利用した後でも、生活が困窮している人が生活保護を受けられます。生活保護は、最終手段です。一度、他に使える制度がないか調べてみましょう。 ・親族からの支援が受けられない人 自分に収入や資産がなくても、親などの親族に資産があって援助が可能だと判断されると受給できません。頼れる身内のいない人が、生活保護の対象です。 以上の条件をすべて満たしたうえで本人の収入と厚生労働省の定める最低生活費を比べ、収入が最低生活費を下回っていた場合に限り生活保護を受けることができます。 つまり、若く健康で十分に働ける可能性がある人は、受給は不可能。就職を目指しているのであれば、先にそれを目指しましょう、ということなのです。 ニートで生活が苦しくても、若くて働ける可能性がある人は生活保護を受給できません。まずは働くことを考えないといけません。 ニートの状態から、どのようにして就職に挑むか?そのためのコツをお教えします。 これまで働いた経験が皆無・または少ないと、成功体験や実体験に基づく自己分析が難しいのが現実です。しかし、人には必ず長所があります。得手不得手、学校や家庭、アルバイト先などで上手くいったこと、自信のあることなどを書き出してみてください。パソコンの知識が豊富、タイピングが早い、など細かいことでも構いません。好きなことが思いつかなかったら、「苦にならないこと」でも構いません。 職探しにおいて指針になる可能性があるので、自分の特徴や志向を文字にして再認識しておくことは重要です。因みに、ニートから脱却し、自分の得分野での才能を生かし、活躍するようになった人もたくさんいるんですよ。 適性を生かすのも重要ですが、「自分は何をしたいのか、どうなりたいのか」もとても大切です。就職をきっかけにどういう人生を送りたいのか、など、自分の理想とする未来を描けると、職探しへのモチベーションも上がるかもしれません。目標があると、それに対しての具体的アクションも起こしやすくなります。 職歴がない状態からの就職活動は、難しいのは当然です。職歴がある求職者ですら、そう簡単にはいかないのですから、幻想を抱きすぎると、現実の厳しさに直面した際すぐに挫折してしまいかねません。なので予め、「苦戦するのは当たり前、上手くいったらラッキー」という心構えで臨めば、長期の就職活動にも耐えられるでしょう。 厳しいことを言うようですが、ニートからの就職活動で、さらに認識しておきたいことは「これ以上後に引くことはできない」ということです。一般的な就職市場で、ニートからの就職が許容されるのは20代がほとんど。即戦力にはならなくとも、若いと育成の余地があるとみなされるからです。その点、30代からの挑戦は厳しいものになりますが、上手くいかないからといってこれ以上後に伸ばせば伸ばすほど、より不利になります。成果を得るまで諦めない気持ちで挑むほうが良いでしょう。 ただでさえ、ハードルの高い30代ニートからの就職。自分一人では心も折れてしまいかねません。そこで、助けになりうるのが転職エージェントです。転職エージェントはたくさんの求人を保有しており、中には社会人経験の少ない人や未経験者を対象とした求人もあります。書類の書き方の指導や、面接を受ける際はアドバイスも受けられるので、活用してみても良いでしょう。社会人経験の浅い求職者に特化したエージェントは幾つかあるのでうまく活用してみてください。 【関連記事】 30代ニートの就職活動は楽ではありません。困難はあって当たり前。心を強く持ち、頑張りましょう。 甘い言葉が踊る求人案件は、ブラック企業かも⁉ ブラック企業の求人には、いくつか特徴があります。 ・「仲間が多く楽しく明るい職場です」 ・「頑張った分だけお給料が上がります」「稼げます」 ・肝心の仕事内容と会社の事業内容が不明 ・賞与、福利厚生などの待遇が記載されていない、または曖昧 基本的に、これを満たしていればいるほど要注意です。仕事の内容が不明なのに、未経験者が稼げるような仕事であれば、求人広告を打つまでもなく、たくさんの人が殺到していることでしょう。 「頑張った分だけ稼げる」というのは暗に成果主義を表しており、実際には仲間が多いどころか互いの足を引っ張りあい、職場の雰囲気がギスギスしている可能性もあります。離職率が高いので、事業規模に比べて従業員数が少ないのも特徴です。 もし、このような求人に接する機会があったら、担当者に待遇や仕事内容をとことん確認するようにしましょう。 ブラック企業の求人内容は一見、好条件ばかり。後悔しないためにも、細部をとことん確認しよう! 30代ニートでも、やり方によっては就職できる可能性を限りなく高められる! ニートからの就職活動では、最初から業界・業種を選り好みするのは得策ではありません。可能性を狭めてしまうからです。運良く希望の業界に入れたとしても、好きな仕事をできるという保証はありません。よほどの才能と実力があるなら別ですが、職歴がないのであれば最初から100%望み通りになる可能性は低いと言わざるをえません。 「とにかく人手が足りず猫の手でも借りたい」、業務拡大につき急遽、大量募集をしなければならなくなった、などの事情で「急募」という求人が出ることがあります。そうした案件は、採用率が他よりも高い傾向があります。たとえ職歴がなかったとしても、人員が足りていないので採用となる可能性があるのです。しかしながらブラック企業も含まれている可能性があるため、雇用条件や仕事内容を十分吟味することも忘れずに。 「やりたいこと」と、「できること」は違います。企業はあなたに「何ができるか」を求めているので、あなたも「何ができるか」をアピールしなければなりません。それがマッチして初めて、お金を稼げるようになるのです。やりたいことをやっているだけでは、ニート生活のときと変わりません。 就職するためには幾つか考え方のコツがあります。自分に何が出来るかという観点で、可能性があるものには広い視野で探してみることが大事です。 ニートやフリーターで、自分の職歴に自信が無い方の履歴書・職務経歴書の書き方 職歴欄には今まで働いた仕事すべてを記載します。正社員歴があれば正社員歴を書けばいいのですが、なければ、アルバイト・派遣・パートの職歴も書きましょう。「転職回数が多いから詳細な職歴を書きたくない…」という人もいますが、応募する企業に関係ある職歴は特に、全て書いた方が良いです。しかしながら、在職が短いお仕事についてはその理由、退職理由は準備しないといけません。面接官は「今までどんな仕事の経験があるのか?」に興味があります。応募する企業の仕事に直結するような業務経験があれば採用される確率が高くなります。 また、職歴だけでなくどんな仕事内容だったか、どんなポジションだったかも書きましょう。より具体的に書いた方が誠実さもアピールできますし、面接官の印象に残りやすいです。 学校を卒業してから働いた経験が全くない場合は、学生時代のアルバイト経験でも書いた方がいいでしょう。ここで書かないと、アピールするポイントを完全に失ってしまいます。ないよりはあった方がいいという考えで、職歴欄を埋めていきましょう。 アルバイトも派遣でも働いた経験が無く、全く職歴に書くことが無いからと、嘘を書くことは絶対にやってはいけません。面接官は人を見るプロなので、嘘も見抜かれてしまうと考えてください。また、会社の税務の手続き上、過去の経歴に偽りがあった場合は必ずバレてしまいます。職歴が全く無い場合は、嘘偽り無く、『なし』と記入し、面接では自分の人間性やその他長所でアピールするようにしてください。 また、就労期間が短かった仕事であっても記載するのが基本です。「前職を1ヶ月で退職したけど、短期退職がバレると内定もらえなそうだから書かなくてもいいかな…」という人がいますが、これも経歴詐称になってしまいますの、記入しましょう。退職理由はきちんと言えるようにしておきましょう。 職歴部分での内容が薄い人は、その他自分のアピールできそうな部分に注力する事が大切です。趣味で得た知識やスキルで構いません。パソコンが好きな人はその知識とスキルなど。タイピングが早い人もパソコンと向き合う仕事の場合はアピールになるでしょう。プラモデルを組み立てることが好きな人は手先の器用さやこだわりを持って細かい作業が出来る几帳面さを長所に。漫画や映画が好きな人はその知識量と自分の集中力を長所に。捉え方や伝え方にはコツがあります。あなたの良さは必ずどこかにあるはずですので、自己PRに盛り込んでみましょう。 職歴のない人、浅い人は、履歴書や職歴書の書き方にもコツがあります。大前提として嘘はNGです。どんな雇用形態でも期間が短くても、職歴として記入しアピールにつなげましょう。仕事内容はできるだけ詳細に書き、面接官に働く自分をイメージしてもらいましょう。また、自分の性格面での長所や趣味で得た知識やスキルなどもしっかり書くことで誠実さもアピールできます。 ニートの人が就職成功させるために意識するべき面接での心構えと答え方とは。 ニートだからと萎縮する必要はありません。自信の無さのせいで元気が無く見えたり、意欲が伝わらないと勿体ないからです。自信がなく、おどおどとした態度では、面接官も「会社に馴染めなさそうだな」という印象を持つでしょう。 「現在、自分はニートですが、脱出しようと頑張っている!」と、今の自分を受け入れて、堂々と挑みましょう。あなたは今人生を掛けた大きな挑戦をしており、それは誇りに思ってよいのです。心の持ちようで自信がつき、しっかりと働けるような良い印象を持ってもらえるはずです。 また、無職期間についての答え方については、極力『何もしていませんでした』という返答にならないようにしてください。 家庭の事情や介護、自身の病気などで、仕事が出来ない状況の方もいらっしゃると思います。そんな方は、家事を手伝っていました、家族の介護をしていたので体力には自信があります、などと伝えましょう。通院していた場合はその事を。病気については、今は回復し働ける状況であり、前向きに職探しをしている状況を伝えましょう。数日間のアルバイトをしていた経験があるのであれば、日雇いバイトをしていましたと伝えましょう。「特に会社には所属していませんでしたが、こういう仕事の経験があります。」とその時のアルバイトの内容を伝えましょう。 無職の期間に「何を考え、どう感じたか」という気づきも、話すと面接官の興味をひくかと思います。自分の経験上感じた事を、言葉で表現できる能力も、仕事上で活かせる大切な能力です。また、自分がお金がなく困ったことも、大切な働くモチベーションです。飾らないあなたの真摯な伝える姿勢は、面接官の心にも響くものがあるはずです。 あなたの趣味を自己PRにした場合、仕事と趣味は区別できている姿勢は示したほうが良いでしょう。仕事は仕事であり、趣味の延長では無いからです。趣味で得たあなたの強みやスキルは、「御社の仕事の◯◯で活かせると思う。」と具体的な事が言えると相手にもイメージしてもらいやすくなるでしょう。あなたのアピールポイントを仕事のどの部分で具体的に活かせるか、話せる準備をしておくと良いでしょう。 『自分探し』というワードは面接官に疑問を持たれがちです。自分自身への理解は、社会生活をする上で様々な経験を通して初めて少しづつ深まるもので、ある日突然見えるものでは無いからです。現実逃避に捉えられかねません。また、『自分磨き』というワードも、具体的実態(努力)が伴っていないとなかなか使えないでしょう。資格取得のための勉強をしていたり、留学をしていた場合は、その目的と成果もしっかり伝えられるようにしておきましょう。 無職期間が長ければ長いほど、なぜ今働く気持ちになったのか、面接官はきっと気にするでしょう。そこから就業意欲を感じ取ることが出来るからです。極論を言えば「生活のため」「生きていく為」がほとんどの理由となってしまうかと思いますが、それだと実は説得力に欠けてしまうのです。なぜならそれは社会生活を営む者として当然の理由となるからです。 面接官は『これほどまでに無職期間が長かったのに』『なぜ今』やっと働く気になったのかを気にしています。親が年老いて、これ以上負担を掛けたくない、資格取得のために勉強していたが叶わなかった、病気をしていたが働けるほどまでに回復した、など理由はひとそれぞれでしょう。それを正直に伝えることで、説得力が生まれ、就業に対しての意欲も伝わるのです。 ただお金のためと率直に伝えるよりは、プラスαで、働くことで得られるであろう喜びや成長も、自分の目的であると伝える事も効果的です。 面接に受かるために、思ってもいないことを喋って評価されたとしても、就職後ミスマッチが起きすぐに退職してしまえば意味がありません。なので、面接に受かるための受け答えばかりに注力することはおすすめできません。正直に話すと内定が出ないかもしれない。と不安に感じて嘘をつくより、ありのままを受け入れてくれる企業を探しましょう。ニートでも採用する会社は多々あります。そういった会社の多くは、あなたの学歴や職歴ではなく、今後どうやって生きていきたいと思っているのか、頑張って働いてくれそうか、そんな部分を見ています。ですから、経歴をごまかす必要も、面接官が喜びそうな言葉を選ぶ必要もありません。正直に、これまで働いてこなかったこと、これからは一生懸命働きたいと思っていることを伝えましょう。また、社会に出るのが初めての場合はそのむねを伝え、初めてなのでなるべくコツコツできる仕事を選んだ、といったような内容も好印象に繋がるでしょう。働く意欲がどうしても出ずに働けなかった、心身の問題で働くことが難しかったなど、本当のことを話して下さい。そしてなぜこれから働かなければいけないのか、どうして働く意欲がうまれたのかも正直に話しましょう。 面接で想定される質問は幾つか考えられます。ポイントは素直に正直に、働くことに対しての意欲を伝えることです。真摯な姿勢は面接官の心に伝わるはずです。自分を偽ったり飾り立てる必要はないので、自分に合った就職先と出会えるまで、根気強く就職活動してみましょう。30代無職・ニートは就職できるのか?割合や転職事情について
30代無職の人数は35万人
実際就職できるの?30代無職でも意欲・熱意があれば就職できる
あるある?30代無職・ニートになる人の特徴4つ
特徴1:育て方が影響。親に甘やかされてきた人
特徴2:人付き合いが苦手で引きこもってきた人
特徴3:仕事よりも。趣味・好きなことに没頭してきた人
特徴4:人間関係やトラウマが原因。社会で働く自信がない人
【コラム】不規則生活。30代無職・ニートは心も体も病んでいく
30代無職・ニートが社会復帰するための方法5つ
その1:まずはここから。規則正しい生活をして心と体を整える
その2:ポジティブになる。引きこもらず人に会う
その3:脱ネット依存。ネット環境を絶って生活する
その4:無料で受講OK。職業訓練を受けてみる
その5:慣れてきたら。アルバイトに挑戦してみる
【コラム】病気以外は不可。ニートは生活保護を受けられない
30代無職・ニートが就職するためのコツ5つ
コツ1:適性も大事。自己分析をして得意・不得意を明確にする
コツ2:ヴィジョンが大切。自分の将来を真剣に考える
コツ3:挫折しないために。苦戦を覚悟して求職活動する
コツ4:30代無職・ニートには後がないことを理解する
コツ5:まずは相談。転職エージェントを活用する
【コラム】30代無職・ニートでもOKな場合はブラックの可能性が高い
・「経歴不問」「未経験でもOK」就職成功のために。30代無職・ニートの仕事選びの基準3つ
基準1:受け皿は広めに。業界・業種を選り好みしすぎない
まずは就職すること自体を目標に定めることにしましょう。基準2:高採用率。急募の求人に応募してみる
基準3:確率アップ。やりたいことよりもできることを優先する
30代無職・ニートの履歴書・職歴書を書く際のポイント3つ
その1.どんな仕事でも。アルバイトの経験も書き込む
その2.嘘は逆効果。職歴がない場合は正直書き込む
その3.趣味から得たことでも。自己PRに経験を書き込む
無職期間の説明方法など。30代無職・ニートの面接対策6つ
ポジティブに。無職期間にしていたことの理由を用意する
その2:貧乏も経験。無職経験から得たものを伝える
その3:仕事と趣味をしっかり区別できるアピールをする
その4:自分磨きは悪印象。資格や語学留学は目的を伝える
その5:信用を勝ち取るために。就職しようと思った理由を用意する
その6:下手なごまかしは悪印象。プライドや恥を捨てて正直になる