女性が転職をするときに適した服装は?身だしなみの基本をご紹介

転職アドバイザー・星野

早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。

その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。

現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。趣味は読書で、週に1冊は本を読む。

求職者・鈴木

明治大学卒。新卒で大手製紙メーカーに入社。営業として働いているが、自分のやりたいことは何かと考えるうちに現状に対して違和感を覚え、転職活動をしていた経験あり。

現在妹が人生初の転職活動中で、色々と悩みを抱えている様子。兄としてサポートしてあげたい!と考えているようです。

こんにちは!転職アドバイザーの星野です!

「転職活動の際の女性の服装」を調べている人は

『新卒の面接とはどう違うの……?』

『私服・服装自由の時は何を着用すれば良いのだろう……』

『メイク・髪型の正解は?』

と悩みますよね。

星野

「好感の持てる第一印象」にはTPOをわきまえた身だしなみが大切です!面接で第一印象はとても大切で、身だしなみを整えることで、「面接の相乗効果」が期待できるからです。そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「転職に適切な女性の服装」についてを全てお伝えします。最後まで読めば、面接官に好印象を抱いてもらい、面接成功率もアップさせることができますよ!

目次

女性の転職で服装が大切な理由。身だしなみの基本とは

鈴木

いま僕の妹が求職活動中で色々と悩んでいるようなんですよね。そして来週、いよいよ面接を控えてるようです!面接時に気をつけるべきポイントは色々とあるかと思いますが、面接で女性が気を付けるべきポイントや、相応しい服装について是非教えて下さい!

星野

優しいお兄様ですね(涙)羨ましいです。面接に向けて事前準備をすることは、心にゆとりを持って面接に臨むためにも非常に大切ですね。ではまずは身だしなみの基本についてご紹介します。

基本の身だしなみはきちんと理解できていますか?面接の場においての、第一印象は非常に大切です。「メラビアンの法則」にもあるように、話し手が聞き手に与える影響は55%と言われています。身だしなみの重要性とポイントについて見ていきましょう。

転職は面接の第一印象で合否が決まることがある?

面接の場において、第一印象は非常に重要です。なぜなら、人は視覚的情報から得る影響を受けやすいからです。先に挙げた「メラビアンの法則」では、話し手が聞き手に与える影響は55%、また言語情報は7%、聴覚情報が38%と定義されています。つまり本題の面接内容に入る前に、見た目の第一印象で、面接官の「この人の話を聞いてみたい!」と思う熱意が決まります。また第一印象は見た目だけでなく、表情、話し方、たたずまいなども含まれます。どんなに内容の濃い話をしても、聞く耳を持っていただけなければ、あなたの熱意は伝わりません。

身だしなみの基本その1 清潔感があること

面接の場において、「清潔感」のある身だしなみを意識することは、マナーとも言えるでしょう。面接官は、貴重な時間をあなたの面接に割いています。そんな中、面接を受ける側の求職者が、乱れた服装や、だらしない髪型では大変失礼です。特に営業職やサービス業の場合であれば、お客様の前では、あなたが会社の顏となります。清潔感はどなたでも意識で改善できるポイントですので、ここでのマイナス点は控えましょう。

身だしなみの基本その2 TPOをわきまえた服装であること

社会人にとって、TPOをわきまえることは非常に大切です。「TPO」とは、時と場所に応じた振る舞いのことです。つまり、面接の場で適切ではない服装と判断されてしまった場合、面接官からは、この人は「TPOがわきまえられない人だな」ないしは、「この面接をその程度の軽いものに見ている」と認識される可能性は高いでしょう。

身だしなみの基本その3 全体のトータルコーディネートのバランスが良いこと

身だしなみは、1つの要素だけで作られるものではありません。メイクだけバッチリで、肝心のスーツがしわくちゃだと、服装のあらが目立ち、よりだらしない印象に映ります。かっちりとしたスーツに、ヨレヨレの靴や浮いたバッグでは、トータルコーディネートが出来ているとは言えません。場合によっては洋品店でお店の人に相談しながら服や靴や小物を揃える必要があるかもしれません。全体の「まとまり感」を意識した服装を心がけましょう。

身だしなみの基本その4 性別・年代を問わずに好印象であること

面接の際には、性別・年代を問わず、万人受けする身だしなみを心がけて下さい。相手方企業の参加者は、人事だけではなく、現場責任者など、複数人同席するケースも多く、面接官の性別・年代も異なります。どんな人にも受け入れられることを意識するといった点においても、ポイントは「清潔感」です。

身だしなみを整えることは、面接において必要不可欠であり、マナーとも言えます。この点においては、個人の意識で改善できるポイントですので、減点をくらわないようにしましょう。

【コラム】女性の転職の服装は工夫も必要。業界別スーツファッションをご紹介

鈴木

身だしなみを整える大切さは理解しました!少し細かいかもしれませんが、受ける業界によっても気を付けた方がいいことはあるのでしょうか?

星野

まさにその通りです。面接を受ける業界によって、風土が違うため、服装にも反映させた方が良いと言われています。同じ業界でも、企業によって服装指定がある場合は、企業研究をしてみて下さいね。

業界別で面接に推奨される服装は異なります。また最近では、企業によって、オフィスカジュアルや服装自由など指定される場合もあります。ここでは、一般的に認識されている業界別のイメージと共に、どの様な服装が好ましいのかご紹介いたします。

 

比較的、金融業界(銀行・証券・保険)や、公的機関はお堅い業界と言われています。そのため、スーツは派手な色見は控え、シャツも白を基調とし、第一ボタンも締めておくと安心でしょう。一方でアパレル業界などは、個性を求められるケースも多く、服装自由などと指定されている場合は、アクセサリーや小物などまで気を遣いましょう。また、面接を受ける季節に適した服装も大切です。その他、IT業界や広告業界などは比較的服装の規定が緩いため、スーツ指定でなければ、オフィスカジュアルでも良いでしょう。また、メーカーや商社、不動産、インフラなどであれば、スーツ着用が好ましいでしょう。

業界ごとに特色はあるものの、心配であればスーツ着用が無難です。転職エージェントなどを活用される場合は、担当のリクルーターに聞いてみるのも解決策の1つです。

女性の転職の服装マナー9選

鈴木

女性は、服装に加え、髪型やメイク、小物などもあるので、具体的なアイテムごとの注意点も確認をしたいです!

星野

まそうですね!女性は気を遣うポイントも多いので、是非しっかり準備をして、面接に臨みましょう。

各アイテムごとのマナーはあるの?ここでは、面接の場に好ましいアイテムの紹介や、髪型、メイクのマナーをお話します。

指定がなければ原則スーツを着用する

特に指定がない場合は、原則スーツの着用が好ましいでしょう。ビジネスシーンにおいて、スーツを着用することは正装とも言え、またTPOをわきまえている印象にも繋がります。面接という場は、あなたを採用するかのいわば可否判断の場でありますので、特に指定がない場合は、原則スーツを着用しましょう。

スーツ:落ち着いた色かつ無地のものでスカートが無難

スーツは、黒やネイビー、また明るすぎないグレーなどが適切です。また、生地は派手な柄のある物ではなく、無地が無難です。女性の場合は、無地のジャケットでも、入社後にインナーをカジュアルな物にすれば、オフィスカジュアルとしても着回しできますので、悩んでいる方は購入も検討してみて下さい。また、ボトムスはスカートだとどんな年齢層の方からも好印象でしょう。ただし、深いスリットの物や短すぎる丈は禁物です。膝にかかる位の丈の物を選びましょう。営業職や外勤がメインの職種の方はパンツスーツも良いです。形はスタンダードな物を選び、流行のある個性的なデザインは避けましょう。

インナー:社会人らしい落ち着いたブラウスまたはカットソー

女性の場合は、スーツのインナーはシャツに限らず、ブラウスやカットソーも着用可能です。但し派手な色の物ではなく、社会人らしい落ち着いた色を心がけましょう。一般的には、白や、淡いピンクやブルーなどが好ましいです。過度な光沢の素材や、大きめのフリル、胸元の開襟などは、控えたほうが良いでしょう。

靴:ヒールが3〜5cmくらいの黒のパンプス

足元は、3~5cmの高さのヒールで、黒のパンプスが好ましいです。動きやすさや、デザイン性も大事ですが、面接の場においては、ベーシックなアイテムを着用しましょう細すぎたり高すぎるヒールは、面接の場では下品な印象に繋がりますので注意が必要です。

ストッキング:ナチュラルストッキングを必ず着用

まず、素足ではなくストッキングは必ず着用しましょう。色見は、ご自身の肌の色に合わせ、肌色のナチュラルなものを着用しましょう。最近ではデザイン性のある柄物や、秋冬になると黒いストッキングを着用される方もいらっしゃいますが、面接の場では控えましょう。

バッグ:ブランド物を避け、A4サイズで自立するシンプルなもの

面接時には、会社のパンフレットや資料などが配布されることもあるので、A4サイズの自立したものを選択しましょう。話の途中で、足元や椅子元においたバッグが倒れては、面接官の気も散ってしまいます。また、バッグは口は閉じるものが好ましく、派手なブランド品などは面接の場では不適切ですので、シンプルなアイテムを選びましょう。

アクセサリー:シンプルな物であれば着用可

アクセサリーはシンプルなデザインであれば、着用しても問題ありません。着用する場合は、あまり大きな物ではなく、ワンポイント程度にしましょう。宝石のついたもの、色が鮮やかなものは避けます。また結婚指輪の着用はもちろんOKです。

メイク:ナチュラルで健康的なメイクを

メイクはあくまでも、ナチュラルメイクが基本です。ノーメイクや、濃すぎるメイクは控え、ご自身の表情が明るく映るように、心がけましょう。オススメは、顔色が明るくなるように、薄付きのリップやチークを入れ、健康的な印象にすること。目元は、ブラウン系の落ち着いたシャドーなどで、つけまつげやマツエクを使用している方は、ボリュームや長さには気を付けましょう。ネイルは薄いピンクやベージュなど、肌の色に近い色はOKですが、赤や青など派手な物は面接時までに落とすようにしてください。爪の長さは長すぎるのはNGです。手先まで清潔感を大切にしてください。

髪型:長い人はひとつにまとめ、前髪は目にかからないように

新卒採用の様に、髪の色は黒髪でなくても構いません。しかし、カラーリングをされている方は、根元がプリン状態になっていたり、明るすぎる髪色は、少しだらしない印象に映ります。ビジネスシーンに相応しく、派手なカラーリングは控えましょう。また、髪の長い方は、ひとつにまとめ、前髪の長さがある方は、面接時に表情が見えるよう、眉毛までくらいの長さが好ましいです。前髪がない方は、話している途中に、横から落ちてきて顏にかかったりしない様、サイドにまとめるなど工夫をしてみて下さい。

オシャレをしたい気持ちは抑え、面接の場では、なるべくベーシックな落ち着いたアイテムを選択しましょう。また、メイクや髪型はナチュラルが基本です。

【コラム】年代別 女性のスーツの着こなし術

鈴木

20代の転職では、新卒採用の時に着ていたリクルートスーツを着用しても、問題ありませんか?

星野

「第二新卒」に当てはまる、20代前半であれば、リクルートスーツでも問題ありません。しかし、中途入社の場合は即戦力採用となるため、リクルートスーツだと頼りなく見えてしまいがちです。年代に応じての着こなしをご紹介します。

面接の際に着用するスーツは、年代に応じての着こなし方も身だしなみの一種です。ここでは、転職する層の多い20代前半~40代の方の着こなしをご紹介します。

 

いわゆる「第二新卒」と言われる20代前半であれば、新卒採用の際に着用していたリクルートスーツでも問題はありません。しかしリクルートスーツは量販店で大量生産されるものが多く比較的安価である事が多いため、生地も薄く、一見して、見る人が見ると、新卒のときに着用した物だな、とわかってしまいます。そのため社会人として「信頼感」を必要とされるビジネスパーソンとしてはふさわしくないことがあります。出来れば転職の際はビジネススーツが好ましいでしょう。インナーの白シャツを変えるだけでも、少しこなれた印象になります。20代後半以降の方は、リクルートスーツですと、違和感を感じやすいので、ビジネススーツを着用しましょう。

また、30代になるとスキル重視の即戦力採用となりますので、知的で大人な印象を与えられる、ネイビーやチャコールグレーなど、落ち着いた色のスーツを選びましょう。

40代であれば、一定の役職以上の採用もありますので、上質な生地のスーツや、ご自身の体型にきちんと合ったサイズ感のスーツを着用しましょう。年齢に合った落ち着いた印象にまとめましょう。

年代に応じて、求められるポジションやポストは異なります。転職する時のご自身の年齢を鑑み、年相応の服装を選ぶように心がけましょう。

女性の転職でNGな服装5選

鈴木

転職の面接は新卒採用と全く違うんですね。服装も注意点があると分かりましたが、特にこれはNGという項目はありますか?

星野

そうですね。やはり最初に挙げた身だしなみの基本や、服装マナーに反することはNGですね。

面接の場における服装のNG項目とは?具体的な5つの事例を元にご紹介します。

その1 自分の体型に合っていないスーツ

スーツは、上下共にサイズの合った物を着用しましょう。肩幅が合わず、着せられている様なジャケットにはなっていませんか?また、スカートやズボンの丈は丁度いい長さになっていますか?スーツは特に体型に応じて、裾や袖などに影響が出やすいので、今の自分にあったサイズの物を選びましょう。

その2 カジュアルすぎる服装やアイテム

面接はその会社に入社をする為の登竜門でもあります。職場は遊びに行く場所ではなく、仕事をしに行く場所です。つまり、面接会場にいる面接官の元に遊びに行くわけではありません。初対面の方や、目上の方が入られる場となりますので、カジュアルすぎる服装やアイテムは控えましょう。

その3 個性が強すぎる服装やアイテム

アパレル業界の様な個性を求められる業界では一概には言えませんが、個性が強すぎる服装やアイテムは控えましょう。個性があることは悪いことではありませんが、服装など視覚的にとらえる情報が強いと、そちらに気が取られてしまい、肝心な話の内容が入ってきません。また、個性への感じ方も人それぞれなため、面接官が複数人いた場合に、意見が割れる原因にもなりかねません。

その4 ブランドだとすぐわかるアイテム

明らかにブランド物だと分かるアイテムは控えましょう。ハイブランドのバッグなどは面接の場では不向きです。なぜならば、面接では身だしなみを整える行為は必要ですが、自分を着飾る行為は不要だからです。場合によっては「自己主張の強い人」「ブランド物で着飾る派手な人」という印象に繋がってしまい、誠実で信頼の持てる人物像から逸れてしまう可能性があるからです。誰もが一目で分かるようなブランドものは避けましょう。

その5 短すぎるスカート、開きすぎた胸元

短すぎるスカートや、開きすぎた胸元は、だらしない印象を与えます。スカートであれば、膝が隠れる位の長さが適切です。特にタイトスカートは、座った時に短くなりやすいので避けたほうが無難です。立ち上がった時にしっかりと膝が隠れる位の長さだと安心です。また、胸元が開放的な服装も面接の場面ではふさわしくありませんので、注意が必要です。

1つ1つは常識の範囲内で当たり前のことかもしれません。また、服装だけが全てという訳ではありません。しかし面接の可否判断に影響を与える重要な項目であることは間違いありません。面接はその会社に入社したいという意欲や熱意、また誠意を伝える大切な機会です。その機会をより良いものとし、遺憾なくあなたの魅力を発揮できるようにするためにも、身だしなみには十分気を付けて下さい。

【コラム】「私服・服装自由」と言われたらビジネスカジュアルがオススメ

鈴木

面接を控えている企業で「服装自由」とあったようです。本当に普段のような私服で行っていいのでしょうか?

星野

最近では、「私服でお越し下さい」や「服装自由」といった企業も増えましたね。自由度が高い分少し困ってしまいますよね。あえて指定をされているので、実際にスーツ以外の服装で行くのは問題ありません。しかし、ここでも身だしなみの基本で挙げた大切なポイントは変わりません。具体的にどんな服装がいいのかをご紹介します。

迷ったらビジネスカジュアルがオススメ。私服・服装自由と言われた時の対処法。

 

この服装の指定には、企業の様々な意図があり、「参加者の緊張をほぐしたい」「より自分らしい姿で臨んで欲しい」「ラフな社風に合わせるため」などの背景があります。ただし、実は決して「何でもいい」というわけではありません。迷った際には、「清潔感」のあるビジネスカジュアルをオススメします。ジャケットも着用必須ではありませんので、落ち着いた色のカーディガンに、ひざ丈のスカートやシンプルなパンツ(デニムは避ける)などでも良いでしょう。ただし、夏場はノースリーブなどの露出の高い物は避け、薄着には気を付けて頂きたいです。

私服・服装自由の指定があっても、面接の場において、身だしなみの基本は変わりません。TPOをわきまえ、清潔感のある服装を心がけましょう。面接官は採用を決めるまでに沢山の求職者に会います。極端な話同じ位のスキル・キャリアをお持ちの方であれば、身だしなみの第一印象が良いほうに軍配が上がるはずです。意識や事前準備で変えられるポイントですので、しっかりと押さえていきましょう。露出の高い物、ヒールの高すぎるもの、サンダルなどの着用も控えましょう。