転職アドバイザー・星野
早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。
その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。
現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。趣味は読書で、週に1冊は本を読む。
求職者・鈴木
明治大学卒。新卒で大手製紙メーカーに入社。営業として働いているが、自分のやりたいことは何かと考えるうちに現状に対して違和感を覚え、転職活動を始める。
こんにちは!転職アドバイザーの星野です!
「仕事 モチベーション」というワードでこの記事にたどり着いた方は、
『なかなか今の仕事に対してモチベーションが上がらない……』
『モチベーションを上げたいんだけどその方法が分からない……』
『モチベーションの波が激しくって、自分で自分が嫌になってしまう……』
と悩みがあるかもしれません。
そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「仕事のモチベーションを上げる方法」に関するノウハウを全てお伝えします。最後まで読めば、自分のモチベーションの変化を把握できて、モチベーションの波に左右されない働き方を実現できますよ!
目次
仕事のモチベーションが下がってしまう理由ランキング
1位 頑張っても評価されない環境
1位は「頑張っても評価されない環境」という理由です。おそらく、これにはたくさんの方が共感できると思われます。自らが所属する組織や団体に「これだけ貢献したのだから、それに見合う評価を受けたい」と思うのは、人として当然の気持ちです。それにもかかわらず、行動や成果が正当に評価されていないと感じると、やはりモチベーションが下がってしまいます。
組織のことを考えるにあたって「評価制度」というのは人事・経営目線で考えると、とても大切な要素となります。そこで「正しく評価されていない……」という思いや不満を抱きながら働いていると、仕事に対する意欲や「もっと努力しよう!」という思いも削がれてしまいます。
2位 長時間労働や残業など、労働環境が悪い
長時間労働や残業は、人の体と心をじわじわと蝕んでいきます。国もガイドライン上で「過労死ライン」という残業の基準時間を設けるほど、長時間労働に対して警鐘を鳴らし続けています。
身体的にも心理的にもきついと思う環境下に居続けることで、取り返しのつかないことにもなり得ます。重大な病気になったり、自暴自棄になって周囲に当たり散らしてしまうことも。自分はもちろん、身の回りの人のことを守るためにも、今自分が適切な労働環境にいるのかというのは考えたほうが良いかもしれません。
3位 仕事に給料が見合っていない
自分の行っている仕事に対して貰える給料が低いと、やはりモチベーションが下がってしまいます。あくまでもお給料を貰うために働く以上、仕事内容の重要度・負荷・レベル等に応じて給料が上がっていくのは当然です。労働量と報酬の不均衡を感じるようになると、徐々に仕事に対するモチベーションは下がっていきます。
4位 職場の人間関係が悪い
転職をした人が、仕事を辞める原因の本音として良く上げるのが「人間関係の悪さ」です。組織で働く以上社内の人間関係は重要になります。人生の多くの時間を一緒に過ごしていく人になるので、そこの関係性が悪いと、人生が窮屈になってしまいます。また、職場の人間関係の良し悪しは実際にその組織に所属して初めて分かることなので、事前に把握するのが難しいというのも、悩んでしまう原因の1つでしょう。
5位 仕事の内容に魅力を感じていない
モチベーションとはやはり、やりがいを感じると自然に上がっていきます。逆に言えば、仕事に対して魅力を感じていないと下がっていってしまうものですよね。自分が日々行っている業務やその商品・サービスを自分で認めてあげることができていないと、それが苦痛になってくるでしょう。何かしらの形で自分の行っていることに魅力や良さを感じるということは、継続できる理由になっていきます。
6位 仕事がマンネリ化している
同じ仕事を長期的に行っていると、飽きてしまうこともあるでしょう。同じ会社に長く勤め、同じ業務を同じ責任の範囲で続けていると、徐々に新しいことにチャレンジしたくなるものです。部署の転換や転勤、新たな業務の追加等がない限り、同じ業務の繰り返しとなってしまい、マンネリ化が起きてしまいます。一度惰性に溺れると、脱却するのは大変です。モチベーションが下がったまま働き続けることになってしまうでしょう。
7位 今の仕事に将来性がない
自分の仕事に将来性を感じていないと、徐々にモチベーションは下がってきます。いずれ社会から必要とされなくなるものや、求められなくなるものを扱っていると思うと、自分の仕事に意義は感じることができないでしょう。また、自分のスキルやキャリアを積むことができなさそうな単純労働などについても、自分の将来があまり考えられない職場だと感じると思います。そう思った時にも、仕事のモチベーションが下がっていくことと思います。
8位 体調が良くない
とても分かりやすいですが、体調が良くないとやはりモチベーションは下がります。自分の身体機能や精神状態が悪化すると、自然と脳は活動を休止するように働きかけます。気だるさや、やる気が低下するのは身体が「今は働かずに休んでほしい」というサインを出しているから。こういうときは無理をせずに、休んで体調の回復に専念するのが良いでしょう。
モチベーションを左右する理由は様々です!そのなかでも自分がどれに当てはまるのかを理解しましょう。
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仕事に対するモチベーションが低いと生じてしまう4つのデメリット
デメリット1 仕事に対する姿勢が低いことが周りに伝わってしまう
一度、仕事に対する姿勢のなさを周りに気づかれると、その後の立て直しは何倍も大変です。一度広まった印象というものはなかなか塗り替えるのが大変だからです。モチベーションが低いまま働くことのしわ寄せは、他の社員にいってしまいますよね。このような状況になってしまうと、大切な仕事を任されなくなったり、その部署や会社に居づらくなることだってあるでしょう。こうなると、自分も気持ちよく働けなくなってしまいます。
デメリット2 出世や昇進が遠のいてしまう
直接的に影響があるのは「出世・昇進」です。会社としても、モチベーションが高い人に、より大きな仕事や責任あるポジションについてほしいと思っています。つまりモチベーションが低いまま働き続ける人には、それ以上の仕事やポジションを用意することはなく、ずっと同じレベルのことばかりを任せていくことになるでしょう。今は現在の待遇でいいかもしれませんが、家庭の状況が変わってきたときや人生の節目となるタイミング、40~50代になったときに待遇の低さ、給与の少なさを実感することになるでしょう。
デメリット3 仕事で結果を出しにくくなってしまう
仕事の結果・成果というものは、その人の行動量や熱意、成果への執着心などに大きく左右されるのは、誰しもが理解していると思います。しかし、モチベーションの低い人が仕事をしていると、この大切な部分が薄くなってしまい、自ずと結果が出にくくなってしまいます。そうするとさらにやる気が落ち、評価も落ちるという負のスパイラルが続いていきます。こうなると良いことは全くないので、事前に防ぎたいですよね。
デメリット4 仕事が苦痛になり、働き続けることができなくなってしまう
生きていくうえで働く時間は思ったよりも長いものです。その人生の大半を占める時間に対して前向きになれないと、いずれ仕事が苦痛になっていくでしょう。そうなると、働くことそのものを嫌だと思ってしまい、徐々に「働きたくない」という考えが頭を支配してしまいます。働くためのエネルギーが失われていくと、生存にも直結してしまうので、こうなる前に何か一手を打つことが重要です。
モチベーションが低いと感じたら、早めに対策を打つのが重要!
仕事に対するモチベーションを上げる方法7選
方法1 小さな目標と大きな目標を設定する
人は目標を掲げると自然とやる気が出てきます。しかし、その目標があまりにも現実味が無かったり遠いものだと感じたりすると、徐々にですがモチベーションが下がってしまうのです。それを防ぐためには、小さな目標と大きな目標をそれぞれ設定しましょう。例えば「3年以内に昇進したい」という大きな目標を掲げたとしましょう。その時にどのようなアクションを取ると良いのかがあまりわからなくなってしまいますよね。
そこで、小さな目標として「部署内で営業成績トップを取る」や「●●円以上の売り上げを上げる」などと評価に繋がるようなものを掲げると、少しずつ大きな目標に向かっている実感が湧いてきます。このように小さな目標を複数掲げるのはとてもオススメです。
方法2 小さなことでも自分を褒める
目標設定をするにあたって、それと並行して、自分を褒めてあげることを意識するのも大切です。頑張った自分を他人に評価されたいという気持ちはモチベーションの源になりますが、それに依存してしまうと、そうならなかった場合に不満を感じてしまいます。どんなに小さな事柄でも、自分を肯定し、褒めてあげることが重要です。
方法3 尊敬できる人やライバルとなる人を見つける
子どものころを思い出すと、部活動や学業の成績でもライバルがいたほうが燃えることができたと思います。また、憧れとなるような先輩がいるときにも、その人に追いつくために頑張れた人は多いでしょう。仕事でも同じように、そんなポジションに当たる人を見つけることができれば、自然と自分のモチベーションアップにつながります。同じ会社でも構いませんし、別の環境で見つけてもいいでしょう。尊敬できる人やライバルと共に切磋琢磨するというのは、どんな環境下でも役立つモチベーションアップの方法です。
方法4 仕事を達成したときに得られるものを考える
漠然と何かを続けることは、モチベーションが下がってしまう原因です。しかし裏を返せば、行動するときに、終わりの姿や達成できた時の状況などをイメージできると、それに向かって突き進む力を得られることがあります。そのためにも、成果獲得時のイメージを膨らませましょう。周りからの評価や次なるステップのこと、はたまた新しいスキルや賞を獲得するなどでも構いません。そのイメージをしている過程で、自然とモチベーションが上がってくるでしょう。
方法5 自己啓発本や仕事に関するドラマをうまく活用する
自己啓発書やドラマに必要以上に頼ると行動と考えがかけ離れ、いわゆる「意識が高い」存在になってしまいます。ですが、自分に必要な要素を適度につまんで活用するのはとても良い一手です。自分の気持ちを高めてくれるようなバイブルとなる一冊を探したり、自分と同じような境遇で頑張る主人公のドラマをゆっくりと眺めていると、良い影響を受けることができるでしょう。気持ちが高まったタイミングで、自分にできる簡単な一歩を踏み出してみると、自然と次々にチャレンジできるようになっていきますよ。
方法6 思い切って休んでみる
前述したように、モチベーションが下がっているのは、身体や心が疲れを知らせてくれているのかもしれません。そんな時は思い切って、休みを設けるのをオススメします。頑張るためのエネルギーが無いにもかかわらずモチベーションを上げろというのは、ガス欠の自動車を無理に走らせるようなものです。しっかりと休息という名のガソリンを補給して、次の道へ進めるように整えるのも大切ですよ。
方法7 転職して仕事自体を変えてみる
仕事へのやりがいをどうしても感じられないときや、働く環境・人間関係が劣悪な時には思い切って転職をするのをオススメします。自分や他人を変えるのはなかなか難しいのですが、環境を変えてしまうというのは一番意外と簡単な方法です。環境を変えてみると、自然といい循環が起きることが多いので、転職というのも視野に入れて行動をしていくのも良い一手です。実際に転職をしなかったとしても、転職しようとするという行動を取ることで、見えてくるものがあるかもしれません。
これまで考えずに続けてきたことをやめて「休む」か「新しいアクション」をするのが大切です!
仕事のモチベーションが上がらない人が転職すべき5つのサイン
サイン1 モチベーションの低下が一時的なものではない
人間、誰しもモチベーションの波はあります。人によって程度の大小や期間の長短は様々ですが、必ず上がるタイミングと下がるタイミングがあります。しかし、例外的にそのモチベーションの低迷がずっと続くこともあります。これは何かしらの負のスパイラルに捕まってしまったり、良い影響を今の環境下で受けられないことが原因です。そういう時はいち早く環境を変えることをオススメしており、特に職場を変えるという方法が最良の一手になることがほとんどです。
サイン2 昇給や労働環境改善が望めない
自らの待遇やきつい労働環境が改善されるのであれば、自分の働き方がより良くなる見込みがあるのですが、そうした期待ができない職場であれば今すぐに辞めてもいいかもしれません。働く人のことを考えて行動できない企業であれば、今後従業員に不利益なことがあってもかばってくれる保証はありません。自分を大切にしてくれない企業に対して身を粉にして働くのは時間の浪費です。辞めてしまうのも1つの手でしょう。しかし、転職活動中に現職の悪評ばかりを話すのはNG。改善に向けて自分が行ったアクションなどを誠実に伝えていきましょう。
サイン3 他にやりたいことがはっきりしている
今の仕事以外にやりたいことが見つかっている人は、そこへ踏み出す早めの一歩をオススメします。自分の本当にやりたいことができないもどかしさ、やりたいことと現状のギャップが、モチベーションを自然と下げている可能性が高いです。このような状況を改善するためには転職や、したいことができる環境にチェンジするのがオススメ。悩んでいる時間やくすぶっていたことを後に後悔しないよう、思い立ったら行動するのが一番です。
サイン4 今の仕事を続けてもスキルやキャリアアップが見込めない
スキルアップ・キャリアアップの目指せない職場であれば、転職を考えてもいいでしょう。この先同じような業務をずっと続けることになる可能性が高いので、それに耐えられる人や、それでよいという人はこのままでいいかもしれません。しかし、そこに疑問を感じるタイプであれば、いち早く次なるキャリアを考えて行動を起こすのがオススメ。今という時間を無駄にしないためにも、自分の可能性というものにもっと目を向けていきましょう。
サイン5 仕事が苦痛で体調に現れてしまっている
最も早急に対応する必要があるのは、仕事によって健康状態を崩している場合です。仕事の苦痛が心身に現れているということは、許容量を超えているということ。すぐにでもお休みを取ってほしいものです。いきなり辞めるのは難しいと思いますので、まずは休息をとって安静にし、落ち着いて物事を考えられるようになってから実行するのがいいでしょう。どんな企業で働いていたとしても、自分の健康のために休みを求めるのは労働者の権利です。自分の身を守るためにも、自分でアクションを起こしていきましょう。
転職は環境を変えるためにとても良い手段です!自分にとって理想の環境を自分で見つけに行きましょう!
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