20代が転職で年収をアップできるケースとは?転職のポイントをご紹介

転職アドバイザー・星野

早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。

その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。

現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。趣味は読書で、週に1冊は本を読む。

求職者・鈴木

明治大学卒。新卒で大手製紙メーカーに入社。営業として働いているが、自分のやりたいことは何かと考えるうちに現状に対して違和感を覚え、転職活動を始める。

こんにちは!転職アドバイザーの星野です!

転職で年収アップを考えている人は、

『自分の今の市場価値はどれくらいなのだろう……』

『今の年収を上げるにはどうすればいいんだろう?』

『そもそも今のスキルで年収アップが可能なのだろうか?』

と悩みますよね。

星野

結論からいうと……

「転職によって・年収を今より上げる」ためには今の自分の市場価値を知り、仕組みや手段を利用する方法と、専門的なスキルや知識などによる方法のどちらかを選択することになるかと思います。

それらを上手く駆使することで、「転職によって・年収を今より上げること」が可能になります。

この記事では転職アドバイザーの目線から、「転職の際の年収アップ」に関するノウハウを全てお伝えします。

最後まで読めば、さらに年収アップできる転職先が見つけられますよ!

目次

20代の年収はどれくらい?高年収の人の特徴とは

鈴木

せっかくの転職なので、今よりも条件の良いところで働きたいんですが、今の年収を上げるにはどうすればいいんでしょうか?

星野

今の年収と、ご自身ができることを整理してみましょう。転職時に年収を上げるためには、今の自分の市場価値を知ることがとても重要になります。自分の市場価値を上げると、収入もそれに伴って上がっていくのです。

転職してより良い条件で働きたいと思う方は多いと思いますが、現状での自分の市場価値(年収)を把握しましょう。そして、市場価値が高いスキル、職域、時代の流れに合う業種・業態を知り、そこにチャレンジしましょう。

20代全体の平均年収は300万円くらい

あなたの今の年収はいくらでしょうか?今の自分の市場価値を調べるには、転職サイトで業種・業態・職種が良く似ている求人情報を見るのが手っ取り早いです。20代のごく一般的な平均年収は 300万台と言われています。さて、どうすれば年収を上げる事ができるのか?それが冒頭の、<市場価値が高いスキル、職域、時代の流れに合う業種・業態を知り、そこにチャレンジする。>に繋がっていきます。

20代で高年収の割合が高い職業は『IT』『金融』『教育』

では、<市場価値が高いスキル、職域、時代の流れに合う業種・業態を知り、そこにチャレンジする。>を紐解いて見ましょう。20代で年収が高い業界・職種としてはIT、金融、教育・学習支援が多いです。金融業界は比較的、早いタイミングで年収が上昇しやすいと言われています(メガバンや大手保険会社だと30代で1000万円に到達するとも言われています)。それは、規制業種であり、参入障壁が高い事から業界的にも利益水準が高く、高い年収を設定し優秀な人材を採用・確保することで更なる企業価値を上げるというサイクルができているからです。

また、先端的(AIやIOTに関わる)なIT人材が、2030年には55万人~79万人不足するとも言われています。これらに関わる人材は既に引く手あまたであり、前述のとおり、優秀な人材確保のため高い給与を設定をする必要があるのです。そして教育や学習支援に関わる業界も、比較的高収入です。多くは、販売数などに応じてインセンティブが設定されているなど、自身の能力に応じて得られる給与体系が大きな要因です。

20代で高年収の人はインセンティブがある会社に勤めている

より多くの年収を得る方法の一つに《仕組や手段》とお話しましたが、これは主に給与体系を指します。ベースと呼ばれる給与以外にインセンティブ制度を設けている企業も多く見受けられます。完全成果主義であるフルコミッションの他にも、基本給+成果という体系をとっている企業や、賞与での還元など、個人成果での評価を得られる企業も多く存在しています。20代で高収入を得ている人の中には、インセンティブ制度が設けられた企業に勤めているケースも少なくないと思います。インセンティブの成果は、個人の力量に任せられることが多いからです。

20代で高年収の人は専門的な知識やスキルを身につけている

高収入を得るには市場での価値を高める必要があるとお話ししましたが、20代で高収入を得ている層には、インセンティブ以外に、専門的な知識やスキルを身に付けている場合も多いです。例えば現在、非常に少ないと言われている「データサイエンティスト」などは新卒でも年収1000万円以上の価値があるとされています。国内における人口が圧倒的に少なく、既に社会人でバリバリ働いている人が勉強をしても明日、明後日で取得できるスキルではないからです。一朝一夕での取得が難しい資格に、時間をかけて取り組むことも大切です。給与形態に沿って短期的に収入アップをはかり、自分の付加価値を上げることを目指しましょう。

短期的変革によって高収入を得るには、インセンティブ制度が充実している企業への転職を検討する。また、長期的に役立つ専門的な知識やスキルを取得することで、一層自身の市場価値が高まり、高収入を得られる人材へと成長していきます。

20代の転職で年収が上がる6つのケース

鈴木

転職活動をし始めて、いろんな求人情報を見ているのですが、年収をアップさせるにはどんなケースがありますか?

星野

それでは、20代の転職で年収アップできるケースをご紹介いたしますね。

20代での転職活動は、初めて経験される方も多いのではないでしょうか?ここでは特によくある転職での年収アップのケースをお話いたします。

ケース1 社会人としてスキルがついてきた20代後半での転職

新卒で入社して、3年目〜4年目で一度転職を検討する人は多いのではないかと思います。仕事の要領を覚え、力の入れどころ、抜きどころもわかってきたタイミングであることと、改めて自分のキャリアプランを見つめ直す時間や気持ちのゆとりも出てくるからです。もし好条件の転職を希望するのであれば、少なくとも20代後半で行うことをおすすめします。何故ならば、企業に就職して一定の経験(大きなプロジェクトにいくつか関わった、大きな仕事を任されたなど)を積むのにはそれなりの時間も必要だからです。

ケース2 現在の年収が300万円台前半までの人

先ほど、現在の自分の市場価値を知ることが重要とお話しましたが、求人情報は自分のスキルの程度を見るにはとても良いツールになります。企業の募集要項をよく確認した上で、まずは今よりも好条件の求人へエントリーしてみるのもありだと思います。特に、今の年収が300万円台前半の人であれば年収が上がる可能性は非常に高いです。

ケース3 今、働いている業界の給料のベースが低い

業種・業態によって賃金のベースラインが低い場合があります。その場合、転職しても業界全体の給与が低い分、なかなか年収が上がらないことが想定されます。今後のキャリアプランを考えても、キャリアチェンジは非常に重要な検討事項になります。キャリアチェンジ(関わっている職種を変えること)は、新たな挑戦になりますが、生涯年収を上げるのには非常に有効な方法です。

ケース4 初めて転職する場合

ある一定の経験を積んだ20代後半の人材は、転職市場では売り手であることが多いです。初めての転職活動時には、しっかりと今の自分の年収や職域などを把握し、明確に何をどこまで変えたいのか意識しましょう。これらが曖昧になると、転職する目的を見失ってしまいます。特に年収増を希望する際、企業側の条件と照らし合わせ、納得できるかどうか、しっかりと検討しましょう。

ケース5 残業代が出ない会社で働いている

雇用条件によって年収増を図る場合、残業代の有無も非常に重要になります。みなし等で残業代がほとんど出ない場合、残業代が出る企業へ転職するだけでも、年収が大幅に上がる可能性があります。

ケース6 今の会社でスキルや資格が正当に評価されていない

固有のスキルや資格については、業種・業態に応じて評価が変わることがあります。自分自身では特別であると思っていなくとも、ある一定の業界では即座に採用したい人材である可能性もあるのです。求人情報を確認しながら自分の持っているスキル・資格について十分に把握した上で、今の会社で正当に評価されているのか確認しましょう。そして、正当な評価ではない場合、業界水準(業界全体の年収)を見ながら転職活動をすることも非常に重要です。

20代の転職市場ではスキルや経験、資格などしっかりとした棚卸しが必要。

また、ある程度の経験値がある20代後半が有利。求人情報を参考にしながら自分の市場価値を見極めましょう。

【コラム】20代前半で年収アップの転職は難しい。昇給など長期的な賃金アップを目指そう

鈴木

せっかく就職した企業なのに、思ったより給料やボーナスが少ないです。もっと良い条件で働きたいんです。

星野

そうですね、ではまずこれまで関わってきたプロジェクトや業務内容、保有しているスキル、資格などを具体的に棚卸しして、求人情報を見ながら転職のシュミレーションをしてみましょう。

せっかく新卒で入社した会社なのに、思ったよりも稼げないと感じる人もいるのではないでしょうか?ただ、先ほどからお話している通り、自分の市場価値を知ることは非常に重要です。また、新卒入社後、急にお給料が上がったり、沢山のボーナスがもらえる訳ではありません。収入アップには経験と知識、スキルが重要なのです。

 

転職をする際には職務経歴書を準備すると思いますが、私たち転職エージェントは年間で数百枚、あるいは1000枚以上見ています。20代前半の職務経歴書は経験のある20代後半、30台前半と比べると、やはり中身が違います。関わっているプロジェクト数や、規模、持たされている裁量など。それらを考慮すると、必ずしも今すぐに転職することが収入アップに繋がるわけではないのです。まずは、ある一定の経験を積むことを優先し、自分の市場価値を上げましょう。また、同じ企業で勤めることも昇給や昇格といった収入アップに繋がります。

20代前半での転職は競合相手がいる場合、経験値で不利になる。先に経験を積み、自分の市場価値を上げるという目線を持つことも必要。

20代が転職で年収をアップさせるためのポイント7選

鈴木

実際に転職活動を始め、沢山の求人情報を見ていますが、募集要項や雇用条件を見ても、どんな風に選べばいいのかわからないです。

星野

そうですね。初めての転職活動の場合、特に沢山の求人情報がある中で、どんな風に選択すればいいのか分からないですよね。

実際に転職エージェントに登録し、求人サイトを見て見ると、かなり膨大な量の求人情報があり、自分にフィットする会社、かつ希望する条件なのかどうかを判断するのはなかなか難しいですよね。そこで私達が実際に転職希望者へお伝えしている選択方法をお伝えします。

ポイント1 今よりも規模が大きい会社を目指す

年収アップに繋がりやすい転職先としては、企業規模を大きくするのも効果的です。雇用条件は企業の売り上げや利益の規模によって社員へ還元されることから、絶対数が大きいほど、年収アップを期待しやすくなります。

ポイント2 給料だけでなく福利厚生や手当もチェックする

収入や年収は必ずしも、給与だけで推し測ることはできません。何故ならば、給与以外にも住宅手当や学習手当、食事手当など、ベース以外に手当を用意している企業が結構あるからです。それらを全て考慮し、支出のグロスとして検討をしましょう。

ポイント3 残業代がしっかり出る会社に転職する

同じ労働時間でも、残業代が出る会社と出ない会社では、収入差が大きいことがあります。大事なポイントにもなりますので、残業代の有無はしっかりと確認しましょう。

ポイント4 経験したことのある職種への転職をする

企業側も転職希望者への採用時には経験職種であることを非常に重要視します。何故ならば、即戦力を求める場合がほとんどだからです。また、同じ職種の別業界や競合企業などの情報は、転職者から得られる大きな情報源となります。それらも意識して選択しましょう。

ポイント5 業界自体の給料が安い場合は思い切って他業界に行く

業界全体のベースが低い場合は、生涯年収に大きく関わってきます。全体的な改革が行われない限り、悩み続けることになるのであれば、思い切って別の業界へチャレンジしましょう。

ポイント6 企業が求めるスキルを身につけておく

市場価値の高い人になる、すなわち多くの企業で求められる知識やスキルを獲得することです。今すぐにできるものではなくても、中長期的なスキル取得を目指しましょう。

ポイント7 転職エージェントで相談してみる

キャリアアドバイザーやリクルーティングアドバイザーは年間に何人もの転職希望者、また採用窓口の担当者と会っています。必要とされる人材、スキル、業種・業態、働き方、雇用条件や福利厚生、社内風土など求人情報には掲載されていない情報を多く持っています。相談してみることで得る情報はかなり有益に働きますので、どんどん活用していきましょう。

数ある求人情報の中から、年収増の転職を成功させたい場合、まずは転職エージェントにしっかりと相談し、より具体的な求人情報を得ることを意識しましょう。また、経験やスキルなど自分ができることの棚卸しも意識しましょう。

20代で年収アップをしたい人にオススメな転職エージェントはこちら

鈴木

転職活動にはエージェントが持っている情報も大切なんですね。具体的にはどこのエージェントを利用すればいいですか?

星野

では、エージェントの選び方から、仕事を紹介されるまでの大まかなご説明をさせていただきますね。

先ほどもお話をした通り、エージェントから得られる情報は転職において、非常に重要です。エージェントの機能を理解し、有効に活用していきましょう。

人材業界ではエージェントにより持っている求人案件が違うことがあります。エージェントにはいくつか登録をしておきましょう。登録時には面談(電話や対面など)を実施するエージェントが多いです。転職にあたっての、希望時期、希望条件や転職理由やお仕事紹介〜決定までの流れを事前に確認しておきましょう。

お仕事の紹介の仕方はエージェントによって異なりますが、基本的には電話とメールやメッセンジャーなどです。希望の連絡手段があれば伝えておきましょう。またキャリアアドバイザー(登録面談をする人)と、リクルートアドバイザー(企業への求職者紹介)を別で設けているエージェントがほとんどです。ある程度の情報は共有されていますが、求人に対しての細かな情報はリクルートアドバイザーが持っているので、求人について気になる点などはリクルートアドバイザーに確認しましょう。ほとんどのエージェントはある程度、あなたの希望に合う仕事を紹介してくれますが、時には、条件にそぐわない案件が提案されることもあります。その場合、そうなった背景や理由なども確認しておきましょう。

さて、ご希望のお仕事が見つかったら、後は面接です。エージェントにこれまでの採用実績などを確認しながら、面接の際のポイントや企業情報なども教えてもらいましょう。

エージェントの機能を十分に理解し活用すれば、より良い転職活動のツールになります。いくつかのエージェントに登録し、気軽に相談してみましょう。