「人のためになる仕事がしたい」というあなたにピッタリな仕事を探すための5ステップ

転職アドバイザー・星野

早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。

その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。

現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。趣味は読書で、週に1冊は本を読む。

求職者・鈴木

明治大学卒。新卒で大手製紙メーカーに入社。営業として働いているが、自分のやりたいことは何かと考えるうちに現状に対して違和感を覚え、転職活動を始める。

こんにちは!転職アドバイザーの星野です! 今の仕事にやりがいを持てなくて転職を考えている人は、

『どうせやるなら社会貢献度の高い仕事に就きたいな……』や

『人に感謝されることを仕事にしたいなぁ……』

と悩みますよね。

星野

結論からいうと……

「人のためになる仕事」はその社会貢献度を測ることが大切です!

 社会貢献度とは「その仕事がどの程度、社会に良い影響を与えているか」を指します。それを客観的に計測することで、仕事への自信に繋がるのです!

 そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「社会貢献度」に関する考え方と実例、そして転職を進めていくための手順をお伝えします。

最後まで読めば、あなたなりの「社会貢献度の高い仕事の条件」ができて「まず取るべきアクション」を明確にできます!

人のためになる仕事って?貢献度が高い仕事6選

鈴木

星野さん、私は、できるなら社会貢献度の高いお仕事に就きたいんです。

多くの人に役立っているなっていう実感が欲しいんですが、そんなお仕事ってありますか?

星野

社会貢献度の高いお仕事が確かにあります。しかし、大勢の役に立てるお仕事でも、既に人材市場が充足していると、需要は少ないかもしれませんね。特定ジャンルの、働き手が減少傾向にあったり、市場そのものに課題を抱えている業界に一石を投じてみるというのも意義のある社会貢献です。いくつかご紹介しますね。

社会貢献度の比較的高い業界とは一体どこなのでしょうか。

その1 医療関連の仕事

人命を救う医療関係は、一般的に感謝されやすい職業と言えるでしょう。

医療関係は、医師や看護師以外にもたくさんの仕事があります。民間なら医療機器メーカーや製薬会社は仕事のスケールも大きいですから、学生からも人気ですね。

その2 福祉関連の仕事

日本人口全体に占める高齢者の割合は、28.1%(総務省統計局調べ)。日本の3人に1人は高齢者という状況です。また人口分布も若い世代が少ないことから福祉業界は深刻な人手不足が予想されます。このような社会的背景から、やはり福祉関連のお仕事はニーズが高いお仕事なのです。

また仕事としては、1人で何人もの人を相手にしますし、その家族からも感謝されることが多いので、やりがいは大きいと思います。重労働のイメージが長らくありましたが、近年では運搬用ロボットやパワースーツなど介護用ロボットの実証実験や運用がされているところもあるそうです。

また、幼児向けや障がいを抱えてしまった人向けの福祉施設もあるので、自身の目標に合わせた選択も可能です。

その3 教育・保育関連の仕事

福祉の世界は高齢者に向けたサービスが多く、仕事の内容をイメージするのが難しかったりします。そんな方には、教育・保育関連のお仕事をおすすめします。人生の中で保育士や教師のお世話にならなかった人は、ほぼいないでしょう。

人の人格形成に影響を与える教育・保育業界は、責任は重くとも、生徒の成長を一番身近に感じられるため、そのやりがいは確かなものです。また教育業界では「教える」というスキルが身に付くため、オンライン講師や、独学用の教材制作などのセカンドキャリアも望めます。

その4 保安系の仕事

インフラは、交通・エネルギー・通信など広い範囲で我々の生活を支えています。災害時にインフラが停止してしまうと、被災地は混乱に陥り二次災害の可能性も高まります。だからこそ、即時復旧もしくは日々のメンテナンスがとても大切なわけです。また、保守が必要なお仕事は規模の大きいケースが多いので、自分がどんな仕事をしているか説明しやすいです。

地味に見えることもありますが、保守の仕事の社会的貢献度は非常に高いのです。

その5 海外協力や貧困支援に携わる仕事

自分の売っているものが世の中に必要なのか、あるいは自分の仕事が役に立てているのかわからなくなるなどの壁にぶち当たることもあるかもしれません。

 そんなときは、NPOや非営利法人などに所属することも視野に入れてみてください。各団体の特色を生かし、海外協力や世界の貧困解決など大きなテーマで仕事ができるので、きっとやりがいもあることでしょう。

その6 建築関連の仕事

次にご紹介するのは、建築関係のお仕事です。私がなぜ、最後に建築関連のお仕事をオススメするのかというと、基本的に仕事の成果が長く残るからです。民家にビルなど、建造物は人々の生活に当然欠かせないものです。また、のちに歴史的建築物になるものや最近では映画やドラマ、アニメなどの舞台になることもあり、何かを作って世の中に出すという事の喜びを一層感じやすい業種になっています。

人生の中でイメージのつく範囲で考えてみよう。民間以外にも色んなお仕事があります。

【コラム】全ての仕事は人のためになっている、大切なのは貢献度を実感できるかどうか

鈴木

私は学生時代ボランティア活動をしていたのですが、仕事で人の役に立てているのかあまり自信がありません。

星野

なるほど。ボランティアというのは、自分の時間を誰かのために使ってあげる行為ですよね。あなたの仕事はどんなものですか? 誰に何を提供していますか? この問いに答えられるのならば、それは誰かの役に立っていると思ってください。このあともう少しだけ詳しく説明しますね。

仕事で顧客に提供できる価値は様々です。代表的なものとしては、情報・時間・金銭的利益・空間などがそれに当たります。本来必要なものを使うには準備や手続きが必須です。それを代行しているだけでもあなたの仕事には価値があるのです。

 

大前提として、現存するビジネスはほぼ全てがどこかで人の役に立っています。官民合わせて全てのサービスは、人々に求められているから継続されているのです。

 

例えばゴミというのは、捨てる側からすれば不要なものです。とはいえ、捨てるだけで粗大ごみの場合はお金はかかるし、手続きも面倒ですよね。そこに目をつけたIT企業が昨今、フリマアプリを出してきましたよね。

ある人には不要に見えても、別の人にとっては必要なものとなる可能性があります。捨てる側には廃棄料がかからないですし、受け取る側も新品を買うより安く済みます。

 

仕事によって、ニーズを感じやすいものとそうでないものがありますが、だからといって自信をなくす必要はありません。サービスを使いたい人は、お金を出します。問題は、自分の意識がそこに向いているかということです。利益が出て、会社が継続しているうちは誰かの役に立てていると思ってください。

ビジネスが成り立っているのは顧客がいて、サービスにニーズがある証拠です。ネガティブな要素ではなく、しっかりと顧客を見つめて仕事をできるかどうかが大切です。

人のためになっていることが実感しやすい仕事の4つの条件

星野

なるほど。その視点はなかったです。ですが、ボランティアみたいな実感はあまりないんですよね……どうしてなのでしょうか。

鈴木

同じ貢献でも、ボランティアは基本的に感謝される上、それについて対価も責任も求められません。しかし、仕事はユーザーの支払った対価との交換であり、責任も求められるからです。ただ、社会的影響力の大きさから、実感しやすい仕事もたくさんあるので、いくつかご紹介します。

ジャンルで分ける人の役に立つ社会貢献度が高い仕事は、実は多いかも!?

その1 人と直接関わり、感謝される機会がある仕事

社会に出ると、人は新たに出会った多くの人とコミュニケーションを取ります。もちろん、学生のうちからそういった機会に恵まれている人もいます。

 ただ、社会人は仕事に費やす時間の割合が多いので、手っ取り早いのは、直接お礼を言ってもらえる立場になることです。販売職や営業、コンサルなんかもこれに当たりますね。やはり大変な仕事であるほど、感謝される時の喜びは大きいのではないでしょうか。これ以外に、学校の先生や教育関係もこのジャンルにカテゴライズされるといえます。

その2 サービスや商品を生み出す仕事

社会貢献度の高い仕事には、ダイナミックさも重要な要素です。言い換えるとそれは、「これだけ大きな仕事ができている」という実感です。成果物の規模が大きいほど、多くの経験も伴います。例えば、商品開発や企画制作などクリエイティブな部署はどの会社でも人気が高いです。営業でファーストキャリアを積んだ後に、こうした部署に配属されるのはよくあることです。この類は、メーカーや広告、メディアなどが多いのではないでしょうか。

その3 ものづくりに携われる仕事

製造業は我が国の中枢を担う産業です。車や半導体、素材産業など、技術大国日本を支えてきたのはものづくりの力と言っても過言ではないでしょう。工場勤務などのイメージが強いと思いますが、昔に比べて労働環境は改善されています。近年では働きやすく、事務職よりも給与も良いケースがあります。また、製造は会社の中核を担う部分なだけに、効率化や予算削減のオペレーションを考えたりと、実はスキルの宝庫なんです。

その4 仕事をすることで人の安全や人権を守ることができる仕事

また社会貢献度の高い仕事の代表格と言えば、公務員が挙げられるでしょう。役所などの地方公務員は、地方インフラにおいてなくてはならない存在ですし、国家公務員は国の提供するサービスの奉仕者として必要不可欠な存在です。ただし、公務員は民間ほど昇給や昇進が早くなかったり、営利が絡む要望には応えられなかったりと、メリットとデメリットが存在します。最近は、NPO法人なども増えていますから、自分のニーズに合った仕事を取捨選択して下さい。

人と関わったりものを生み出す仕事は貢献度が高い!

人のためになる仕事に転職するための5ステップ

鈴木

ここまでいろんな職種について教えて頂きましたが、自分がすべき具体的なアクションはなんでしょうか。

星野

行動することに前向きで素晴らしいですね。おっしゃる通り、転職は他人にさせてもらうものではなく、自分でするものです。それでは具体的にどのようにして人のためになる仕事に就くか、5つのステップを通してみていきましょう。

進む手順はたった5つ。ですが、その5つがとても重要。あなたはどこまで本気になれますか? 経験者が教える本気の手順をご紹介します。

ステップ1 自分がどんなもの、どんなときに感謝するのか考えてみる

人の役に立つといっても、具体的に表現するのは簡単ではありません。とは言え、小難しいことではなく、自分だったらどうしてほしいのかを考えれば良いのです。人から感謝されるのは、自分ではできなかったことや、面倒なことを代行した時でしょう。まずは自分がどんなものに感謝をするのか考えてみましょう。そして、それを実際に仕事にできるかイメージしてみてください。ここはとても重要なポイントなので、時間をかけましょう。

ステップ2 やりたいこと・やりたくないことをリストアップする

実は感謝されるだけでは、モチベーションは続きません。自分が楽しいと思うことをし、さらに感謝されることでより強い達成感をもたらします。動機付けが強化されるわけですね。実際、感謝されることが満足感をもたらすという学術研究が発表されていたりします。

仕事を続けられてこそ、貢献度も高まります。

マインドマップなどを活用し、やりたいこととやりたくないことをきちんと区分けしてみましょう。

ステップ3 感謝することとリストアップした内容を照らし合わせる

さて、リストアップが終わったら自分の感謝できることと、やりたい事を図式にしてみましょう。例えば、私なら「思い出を大切にする」人や経験に感謝する傾向が強いです。それに照らし合わせると、保険や不動産、結婚などが挙げられます。

しかし、サービスを売るのは得意じゃないとします。ならば、作る側はどうでしょう。たとえば、FPカメラマンはアイデアに加えられそうですね。嬉しいことに、自分の趣味はカメラです。そうだ、カメラマンをやってみたい。というような順序で筋書きをたて、計算式を作るイメージで考えてみましょう。ただし、感謝することとやりたいことの整合性が取れているかは丁寧に確認してください

ステップ4 自分のスキルがどんな風に人のために役立つのかイメージする

「人の役に立つ」とひとえに言っても、困っている人の状況は千差万別です。そこで大切になってくるのは、あなたはどんなスキルで役に立ちたいか?という信念です。これは未経験だと難しいです。何故なら、困っている人は今すぐ助けて欲しいと思っているからです。あなたがスキルを無償で提供できるなら、時間をかけても良いかもしれません。

しかし、無償で提供することはおすすめしません。無償で提供することは責任放棄だからです。お金を貰っても良いと思うことをスキルとして身につけましょう。そのためには、自分がどんな風に人に奉仕できるかをイメージすることがとても大切です。

ステップ5 分析した内容を転職エージェントに相談してみる

転職エージェントは求人を斡旋してくれますが、こちらの真意を伝えないと、欲しい情報を提供してくれません。よく「転職エージェントは使えない」というブログや声を聞きますが、多くの場合、きちんとエージェントを有効活用できていないんです。

例えば、あなたが賃貸不動産の営業で、大学入学を控える親子連れが物件を見に来たとします。要望は予算のみだとします。提案がしにくいのではないでしょうか? ここにセパレートやガスコンロなど要望が伝えられると、紹介できる物件数は絞られてきますが意思疎通の齟齬は発生しにくいでしょう。希望条件を伝えるのは、それと同じ事です。年収や勤務地、業務内容をきちんと設定しましょう。まずはそこからです。

転職エージェントがうまく使えないのは、エージェントの責任だけではありません。エージェントにニーズを伝える技術も大切です。

人のためになる仕事を一緒に探してくれる転職エージェントはこちら

鈴木

星野さん、これまでの話を聞いて、こだわりを持ちつつ自力で転職先を探すのは、時間のロスが大きいということはよく分かりました。ですが、転職が初めてなのでどのエージェントが適しているか判断できません。オススメはありますか?

星野

そうですね、実は転職エージェントにも種類があります。総合型と特化型です。特化型は、希望職種や業界によっておすすめが変わってしまうのでここでは総合型のみを紹介します。

サービス範囲は「一般的な事務職から特殊な専門職まで」。とりあえず転職を視野に入れたなら、使ってみよう総合人材エージェントのサービス。

 

総合型はいわゆる事務職から専門職まで幅広い会社・職種を取り扱う総合商社の人材版のような存在です。ビズリーチリクルートdodaなどが挙げられますね。

総合型のメリットは求人数が多いので、条件を柔軟に設定できるとこです。ただし、登録者もエントリー者も多いので自分好みの求人で内定を貰うためにはエージェントとの信頼関係や適切なスキルを保持していなければなりません。最近ではそういったことをアドバイスしてくれるエージェントも登場しているので、サービスを利用しながら転職活動をするのも良いかもしれませんね。

視野を広く持ちたいならまずは総合型の転職支援サービスを利用してみましょう。ある程度範囲が絞れてきたら、特化型に切り替えて自分に必要なサービスを比較検討してみましょう。