年収の中央値とはどういう意味?平均年収との違いを解説

転職アドバイザー星野

早大卒。新卒でIT関連の大手企業に入社後、営業として活躍。5年営業として勤務した後、人事に異動。採用業務に関わる。

その後、IT企業を退職して転職エージェント運営企業に転職し、

キャリアアドバイザーとして求職者の転職を支援する。

現在は人材系コンサルティング会社で組織運営コンサルティングに携わり、人事的な側面から企業の経営をサポートしている。

趣味は読書で、週に1冊は本を読む。

求職者・鈴木

 

明治大学卒。新卒で大手製紙メーカーに入社。営業として働いているが、自分のやりたいことは何かと考えるうちに現状に対して違和感を覚え、転職活動を始める。

こんにちは!転職アドバイザーの星野です! 「年収 中央値」と調べている方は

『結構頑張っているつもりなのに、まだまだ全然稼げていないかも……』

と思う人も多くいるのではないでしょうか。

しかし安心してください。結論からいうと……

平均年収は、実態と離れた数値が出やすいんです! 実態を知るためには平均年収ではなく、「年収中央値」の数字を知る必要があります。そのためにもまずは、年収中央値がどのような数字なのか理解することが重要です。

なぜなら、「年収中央値」をもとに日本の一般的な被雇用者の年収を知り、自分を客観的に見つめなおすことが可能になるからです!

そこで、この記事では転職アドバイザーの目線から、「日本で働く人の年収中央値」に関して様々な観点から役立つ情報をお伝えします。

最後まで読めば、平均年収と年収中央値の違いが理解でき、自分が他の人と比べてどれだけの待遇で働けているのかを客観視することができます!

年収の中央値って? 日本人の年収の中央値はいくらなのか

鈴木

日本人の平均年収が約420万円という記事を見たのですが、私はそこに全然たどり着けていません。また、周りの友人・知人等の様子を見ていても、年収420万円以上の人は少ない気がするんです。自分たちの周りにだけ高収入の人がいないということなんですか……? そう思うと少し悲しくなってきます。

星野

いいえ! そんなことはないので安心してください。あくまでも平均年収は年収の「平均」を出しているものなので、皆さんの肌感覚とはずれが起きてもしょうがないんです。

こういうときには「年収の中央値」を参考にすると良いでしょう。この「中央値」という単語はあまり日頃から聞かないので馴染みがないかもしれませんが、年収などを考えるときにはこの数値を知っておくのが良いでしょう。

平均年収・年収中央値の違いをしっかり理解して、日本の年収事情の実態を知ろう!

平均年収と年収中央値は違う

まず「平均年収」とは、全ての年収データを足してその総数で割った数になります。日本で働いている人の年収を全て足して、働いている人の数で割った数値です。平均値は飛びぬけて大きなデータ(例:年収1億円の人)があると、それに応じて値が大きくなってしまう性質があります。

その一方で「年収中央値」は、年収の低い人から高い人までを順番に並べて、その真ん中に来る人の年収を示します。このように「平均年収」と「年収中央値」はデータの性質が大きく異なるんです。中央値は大きすぎたり小さすぎたりするデータがあっても、ちょうど真ん中をとるので最終的な数値に影響を及ぼしません。そのため、年収を考えるときは「年収中央値」のほうが、私たちの肌感覚に近い数字が出ます。

日本人の年収の中央値は350万円前後

以上を踏まえて、日本人の年収の中央値を見ていきましょう。日本人の年収の中央値は350万円前後になります。平均年収だと420万円となっていたので、その差が約70万円ほどでていますね。年収中央値の350万円前後であれば、私たちの肌感覚にもとても近い数字だといえるのではないでしょうか。

年収350万円・ボーナス年間60万円と仮定した場合、月収は約24万円の計算になります。そこから概算で計算をしてみると、社会保険や税金を引いた手取りは、18~20万円ほどになるでしょう。

男性の年収中央値は420万円前後

ここで男女別に年収中央値を見ていきましょう。被雇用者のうち男性に限定した場合、年収中央値は420万円前後となります。年収を420万円、ボーナスは年間で80万円と仮定した場合、月収は約28万円ほどになります。社会保険料や税金を引いた手取りの金額は、約22~23万円くらいです。総合職・専門職として働く人の年収としてはありがちな金額ではないでしょうか。正社員として働く人が多いからこそ、このような結果になるのでしょう。

女性の年収中央値は280万円前後

一方で女性の年収中央値は約280万円前後となります。給与所得者全体の年収中央値よりも70万円ほど低い金額です。年収280万円・ボーナスを年間40万円程度と仮定した場合、毎月の月収は約20万円で、社会保険料や税金を引いた手取りの額は、約14~16万円ほどになります。

女性の場合給与所得者の中でも、非正規雇用や一般事務職の割合が増えてくるため、必然的に年収中央値も全体中央値より下がってしまいます。その他、女性は特有のライフステージがありキャリアが停滞しがちであるのも理由の一つといえるでしょう。

正規雇用の年収中央値は430万円前後

次に、雇用形態別の年収中央値を紹介していきたいと思います。正規雇用の年収中央値は430万円前後です。年収430万円、ボーナスは年間80万円と仮定した場合、毎月の月収は約29万円程度。社会保険料や税金を引いた手取り額は、23万~24万円ほどになります。被雇用者全体の年収中央値は350万円程度なので、約80万円の差がありますね。

正規雇用は単純に勤務日数や時間が長いこともさることながら、ボーナスがあることも多いので、非正規雇用者との年収を比べると大きな開きが出てくると思われます。

日本は未だに多くの企業で終身雇用・年功序列の仕組みで動いている会社が多いので、必然的に正規雇用で長く勤めれば勤めるほど、年収が増えていくのでしょう。

非正規雇用の年収中央値は150万円前後

一方で、非正規雇用の人の年収中央値は、150万円前後となり正規雇用の人と大きな格差が生まれています。非正規雇用とは、パート・アルバイト・派遣社員・契約社員などの有期契約の被雇用者です。年収150万円、ボーナスなしと仮定した場合、月収は約13万円程度です。社会保険料や税金を引いた手取りの金額は、10~11万円ほどになります。

このデータの中には、アルバイトをしている学生やパートをしている主婦なども含まれているため、数値がこれだけ低くなっています。

年収中央値は平均年収よりも感覚的に近い数字を知ることができる!

年収をアップさせる3つの方法

鈴木

正しく「平均年収」と「年収中央値」について理解することができました! 数字に惑わされることなく正しい理解の上で、目標とする年収を定めていこうと思います。これからもしっかり年収をアップしていって、他の人より稼いでいきたいです! 年収をよりアップさせるためにキャリアを築く上で気をつけたほうが良いこと、知っておいたほうが良いことなどがあったら是非教えてください!

星野

分かっていただけて良かったです! そして目標を掲げてアクションを起こすのはとても大切なことですよね。自分の年収をこれから上げたいと思った場合、目先の行動だけではなく長期的な計画や積み重ねが重要になります。年収アップは一日にしてならず。だからこそ今すぐ動き始めましょう! そのために必要な考え方・行動をご紹介していきます!

今すぐにできる、年収アップをするために必要な行動3選!

1つ目 昇進を目指して今の仕事に打ち込む

リスクをできる限り抑えながら年収アップを目指せる方法は、今いる会社で昇進を目指すことです。昇進するためには今、所属している部署で、最大限の成果を上げて評価をしてもらう必要があります。そのためには、自分のスキルや知識を十分に蓄え、限られた時間内で仕上げる力も必要です。

このように自分自身を高めることもできるため、転職市場での価値も上げられて一石二鳥の方法です。正攻法ではありますが、年収アップを目指すための近道として、オススメできる方法です。

2つ目 会社員として働きながら副業をする

今すぐにでも年収アップをしていきたいという人には、副業をオススメします。本業とは別に自分の収入源を得ることで、すぐに収入アップに繋がるだけでなく、自分でビジネスを始めるいう貴重な経験を得ることもできます。副業の仕方としては、別の会社に有期雇用で勤める方法や自分で何かしらの商売を始めたり、ネット上で業務委託系の仕事を見つけたりと様々な方法があります。

いろいろ試す中で、自分い合うものを見つけるのがおすすめです。しかし、本業の勤務先に副業禁止規定がある場合は、おとなしく副業を諦めるのが良いでしょう。

3つ目 思い切って年収の高い企業に転職する

本質的に年収をアップしていきたいという人は、転職をオススメします。今勤めている企業以上の評価をしてくれる企業に勤めてしまえば、それだけで年収がグッと上がるからです。あなたのスキルや経験を欲している企業はきっと正しく探せば見つかります。

企業が求めている人材・スキル・経験というものは種類も様々なので、それにマッチするような行動をとっていくと、自ずと年収アップにつながります。また、業界・職種によって年収の高いところがあるので、そこに狙いを定めて転職活動をするのもコツかもしれません。

年収アップを目指す方法を、目先の方法から長期的な方法までご紹介しました! 自分に合う方法を選んでぜひアクションしてみてください!

転職をするなら転職エージェントへの相談がオススメ

鈴木

現状を本質から変えていくために、まずは転職活動を始めてみたいと思います! 今の会社に新卒から勤めており、転職活動をするのが初めてなのですが、色んな転職メディアや合同イベント、転職エージェントなどがあって、どれを活用したらいいのか分からず迷っています。僕みたいに「年収アップをしたい!」という悩みを持っている人に合う転職の進め方ってあったりしますか??

星野

前向きな理由での転職はとても良いと思います! 年収をアップしたいという方におすすめなのは、転職エージェントを活用した方法です。転職エージェントに登録すると、面談の時間が設けられ、希望や現在の経験・スキルのヒアリングなどをしてくれます。自分の強みに合ったもので、自分の希望(年収・業界など)に合った求人を紹介してくれるので、ぜひ活用してみてください!

年収アップを目指す人におすすめの転職エージェントはこちらの2つ!

 

まず、おすすめできるのは「リクルートエージェント」です。求人広告や転職エージェントの古株ともいえるリクルートが提供するエージェントサービスです。知名度も手伝って、保有している案件数が圧倒的に多い点と、しっかりと蓄積された転職に関するノウハウをもとに、適切なアドバイスをもらえることでしょう。

次におすすめなのは「マイナビエージェント」です。20~30代の利用者がとても多く、年収をアップしていきたいという人から、転職活動をどのようにすすめたらいいのか分からないという人まで丁寧にサポートしてくれる転職エージェントです。近頃利用者数もどんどん増えており、それに合わせて保有求人数も伸びてきているようなのでオススメです!

年収アップを目指す人であれば、リクルートエージェントとマイナビエージェントがオススメ!

【コラム】あなたの年収は適正? 年収査定で推定年収を知っておこう

鈴木

漠然と年収アップをしたいなと思ったのですが、転職して本当に自分が年収アップできるのかまだまだ不安です。今の会社で貰っている年収が一般的に見て高い可能性だってありますし……。転職をしたところで、今の会社より条件・年収が低い会社に勤めることになるのではないか……と考えてしまうんです。こういう時はどうしたらいいのでしょうか?

星野

転職を考える人がよく悩まれるのは「収入が上がるのか下がるのか不安」という点です。生活に直結する部分なので、慎重に考える人が多いのも頷けます。

しかし、今ではAIなどを用いてあなたの想定年収を査定してくれるサービスなどがありますので、ぜひそれを一度試してみるといいでしょう。自分の市場価値が今の年収よりも高いと分かれば、迷わず転職活動を始めてみましょう!

想定年収をAIで査定するサービスで、自分の市場価値を知ることできる!

 

あなたの想定年収を査定するサービスは、様々な人材系の会社や、転職求人を載せているメディアが提供しています。特に[miidas-link]ミイダス[/miidas-link]がおすすめです。

これは、各企業がこれまで蓄積してきた過去の求職者や転職先の年収情報等のビッグデータを活用して、想定年収を算出しているものです。このサービスを使うときは、あなたの年齢や性別、これまでの簡単な職務経歴や資格の有無などについて答える必要があります。

全ての質問に回答すると、自分の市場価値である想定年収が出てきます。その想定年収の数値を参考に、ぜひ自分の次なるキャリアを見つけていきましょう。無料でできるものがほとんどなので、試してみると良いでしょう。

自分の推定年収を算出し、市場価値を知ることから転職活動をスタートしていきましょう!